平成24年8月23日(木) 10:00~12:00
石川県金沢食肉流通センター
今年初めての会議。新しいメンバーとともに県庁の会議室ではなく
7月から牛レバーの生食禁止になったこともあり、食肉流通センターへ!!
①牛レバーの生食禁止について(薬事衛生課より説明あり)
石川県では・・・・
営業者への周知⇒食品衛生責任者研修会において国の動向を説明(5月)
焼肉屋、食肉販売業など「牛レバーを取り扱っている営業者」に規格
基準の改正内容を文書により直接通知(6月末)
夏期の食品衛生一斉監視指導で、改正内容のチラシの配布と指導
(7月)
県民への周知⇒広報いしかわ、ホームページ
店頭表示のチラシを営業者に配布
無料配布タウン誌に情報を掲載する
(リビングかなざわ、なんかが・あーる、ゾーン(ZOUN))
②生食用食肉取扱施設の施設基準について
厚生労働省が生食用食肉を取り扱う施設の基準について、
法第51条に基づく条例において規定するよう各自治体に通知
⇒石川県では食品衛生法施行条例を改正し(平成24年3月26日)
生食用食肉を取り扱う施設の基準を追加規定した(施行7月1日)
生食用食肉(牛肉)を取り扱う施設は、保健所長に届け出を要する。
審査後、確認証の交付。
県民への普及啓発は・・・無料配布タウン誌(若い母親の方を対象)
パスターの配布、啓示(大学生や専門学校生など若年層対象)
電子媒体による情報発信(大学生を対象)
県庁エントランスホール電光掲示板による情報発信
地域エフエム方法による情報発信
ユッケは保健所の確認を受けたお店で!生食用食肉取扱施設確認証を確認して!
③食肉に起因する食中毒予防に関する啓発について
これからの季節、バーベキューによる食中毒にご注意を!!
肉には十分な過熱を!手洗い・調理器具の衛生管理などに気をつけて
タウン誌に情報掲載、チラシの配布
④食品の表示偽装について(農業安全課より説明あり)
石川県で食肉加工製造業者が原料原産地を不適正に表示した事案の発生を受け
食肉加工製造の許可を受けている全13事業者を含む計93加工食品製造業者に
7月から調査を実施中!
⑤最近発生した食中毒について(薬事衛生課より説明あり)
⑥石川県金沢食肉流通センター視察
平成16年に新設された施設
石川県では牛は今でも全頭検査を行っている
この施設の安全安心~~~
HACCPシステムの導入により、徹底した衛生管理 細菌数が10の2乗程度
トレーサビリティへの対応 入口から出口まで、個体は1頭、1枝毎にID管理
ワンフロアーワンウェイ方式の採用 動物相互の汚染を防止するため、ラインを大・小
動物ごとに一方通行にする。すべての処理室が大・小動物に分かれている
機能を中央に集中した合理性の追求 サニタリーゾーンを通らないと処理室にはいけな
いしくみ
意見交換会
感想 ***
牛は空気銃で気絶させ、血を抜き皮をはいでいく。大きな牛でもつりさげられた状態
で作業が進む。(衛生的)個体の大きさ作業により作業台が上下する。女性の方も
働くことができる職場になっていることに感心した。
「命をいただいている」ということを改めて実感した
「確認証」についてもっと普及啓発が必要
安全安心にはコストがかかる。検査すればするほどコストはかかる。
どの程度までしたらよいのか、改めて確認する必要があるのではないか。
「食の安全条例を作り、それぞれが責務を果たせるように」との意見があった。
その通りだと思った。科学や技術の進歩により安全安心は変わってくる。
その都度、話し合いながら見直し、納得したコストを払う覚悟がいるのではないか。
調査検査を求めて、安いものを購入するという矛盾、かい離をどれだけ狭められる
のか。****