投資信託等の金融商品～～～その場ですぐに契約しないで！

独立行政法人国民生活センター発行　見守り新鮮情報　第399号（2021年8月11日）発行より

投資信託等の金融商品　その場ですぐに契約しないで！

事例
　離れて住む母が、預金口座のある銀行から投資信託等の金融商品を勧められ契約した。
　母は介護も受けず元気だが金融商品には疎い。
　昔から付き合いのある銀行だからと信用していて、勧誘を受けると話を聞いてしまう。
　母の本音では預金のまま置いておきたかったそうだ。
　今後は勧誘を控えてほしい。　　　　　（当事者　80歳代、女性）


ひとこと助言
〇投資信託などは預貯金とはことなり、元本が保証されるものではありません。
　確実に元本が保証される商品を希望する場合は、契約を避けましょう！

〇昔から付き合いのある金融機関から勧められても、その場で契約せず、
　商品のリスクや仕組みを十分理解してから契約しましょう。
　また、説明を受ける際には家族などに同席をお願いしましょう。

〇家族や周囲の人の見守りも大切です。
　日頃から高齢者とコミュニケーションを鶏、生活などの変化に気づくことで、
　トラブルを防ぐことができます。
　離れて暮らしている場合は、帰省の際などに見慣れない書類や困っている様子がないか
　確認するようにしましょう。

〇困ったときは、すぐにお住いの自治体の消費生活センター等にご相談ください。
　　消費者ホットライン　　　局番なし　１８８（いやや！）番


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銀行が保険を扱えるようになったことより
銀行員の保険勧誘トラブルが増えました。
長年付き合いのある銀行のいうことだからと、
勧誘された高齢者は保険を貯金と勘違いしていることもあり、
契約するときは家族が同席するようにと言われていました。
これも必ずというものではないようです。
ということは事例のようなトラブルが起きる可能性があります。

定年を迎える、年金を受け取る間近には銀行からの勧誘が多くあります。
銀行の経営は厳しいものがあるので、
このようなトラブルについても注意が必要です。

高齢者の方は、仕組みがわからない投資はすぐに契約しないことが一番です。
誰かに相談することにつきます。
銀行からの勧誘であっても、
その場ですぐ契約しない。誰かに相談する。
誰かに一緒に説明を聞いてもらうなど心がけたいものです。

周りの方は銀行の人だからと安心せず、
なんの話だったか聞けるような関係を作っておけると安心ですね。

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