ホットヨガによるめまい、のぼせ、吐き気、頭痛に注意！

独立行政法人国民生活センター発行　くらしの危険　No３５８より

ホットヨガに関する危害情報

ケース１　
　　ホットヨガの体験キャンペーンをインターネットで知り、予約して体験を受けた。
　　体験後に「このまま契約をする場合は入会金や事務手数料が不要」などと言われ申し込んだ。
　　入会後に何度かレッスンを受けが、湿度が高くて体調が悪くなり、頭痛もひどい。
　　レッスン中は水は頻繁に取っているが、熱中症のような症状である。（2,018年6月　30歳代　女性）

ケース２
　　ホットヨガの体験を受けたが40分ほど出具合が悪くなり、外へ出て休んでいたがおう吐してしまった。
　「今日契約しないと安くならない」と言われ、体調が悪く迷ったが契約した。
　　しかし、具合が悪く翌日から2日ほど寝込んでしまった。（2019年8月　60歳代　女性）

ケース３
　　テレビのCMを見て、ホットヨガ体験に参加した。
　　体験レッスンの前に既往症の確認はなく、脱水症状など体調不良を起こす可能性についても何も説明はなかった。
　　自分は普段から運動してるが、体験後から2，3日間身体にだるさがありボーっとして力が入らない。（2016年6月　40歳代　女性）

意思からの事故情報受付窓口に寄せられた事例
　　初めてホットヨガを行ったとき、開始時より両側の耳閉感が現れる。
　　その後も継続して通ったが、レッスン回数を週3回に増やしてから、レッスン後も症状が消えなくなり受診。
　　受信時にはめまいも出現していた。直ちに、一旦ホットヨガをやめる指示を出したところ、
　　数週間で速やかに症状が改善した。（2019年2月　30歳　女性　受診）


消費者へのアドバイス　　ホットヨガでの体調不良を防ぐために

〇ホットヨガを行う前にはレッスンの内容や時間の確認を
　　ホットヨガのレッスン環境は、日常生活における熱中症予防指針では「危険」に相当します。

　　・初めて行う場合は短い時間から試してみることもよいでしょう
　　・特に以下の方は実施を慎重に検討し、事前に医師に相談しましょう
　　　　　高齢者、高血圧・心疾患・慢性肺疾患など持病がある人、　　
　　　　　利尿剤などを服薬している人、熱中症の既往症のある人

〇レッスン中も水分補給をし、途中で涼しいところで休憩するなど体調に気をつけましょう
　　・レッスン中は意識してミネラルを含む水分補給を行いましょう
　　・レッスン中に体調の異変を感じた場合は、無理せずレッスンをやめ、涼しいところで休憩しましょう
　　・発熱、下痢など一時的な体調不良の場合でも熱中症にかかりやすくなります。
　　　ホットヨガでお体調不良を防ぐために、体調を管理しましょう


〇レッスン後も自分の体調に注意しましょう
　　・レッスンを受けてしばらくたってから体調が悪くなることもあるので注意しましょう


＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊

健康になるために行っているのに、逆に体調が悪くなっては本末転倒です。
体調に気をつけながら利用したいものです。

同じように「健康」に関するものとして、
石川県生活学校連絡会が今年度、健康食品のアンケート調査を実施したところ
効果がわからないのに使用し続けている方が多くいました。
効果がでるまでに3か月以上（長期間）かかる健康食品もあるため
効果が見られなくても、つい長く使用するのだと思われます。
本当に必要なものだったのでしょうか？！

通販で購入する場合、「定期購入」を知らなかったや
途中解約できるので、最初だけ買って後で解約すればいいやと思って買ったけど
解約するには高額（本来の値段？！）な価格を請求された等
トラブルが多くみられます。

健康や「無料「」「安い」「キャンペーン中」等
消費者の関心をひく言葉が並んでいるものについては
契約、購入するまえに慎重になる必要がありますね！

＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊