The Last ward from Southen Cross to my future

目の前にある林檎は本当に林檎なんだろうか。その林檎は腐っているから林檎だって気づかないだけかもしれない。

WSJ Opinon:Restoring Financial Stability

2008-11-15 00:44:01 | Weblog
http://online.wsj.com/article/SB122660683367025399.html

いや、こんなに有名になったんだね、と読んでいたところ、最後に誰が書いたのかといえば、なんと日本の麻生首相本人だった。すげぇ。

Japan, China Offer Large Financial Aid Packages を読んでいたところ、あら、なんかあると思ってクリックしたら上記を見つけた。

まだ日本には金がいっぱいあるので、どんどん外資系企業にも参入してもらい、雇用も増やしてもらえると助かる。なんせ、日本企業は成果主義じゃないから給料も安いし、仕事も契約以外のこともやらされる。終身雇用だから日本は成功したと未だに言う人がいるんだが、あれは朝鮮戦争による外需景気やらの要因があって成長できただけで、24時間成果も計らずに働いていたら、今の団塊世代なんか半分は死んでたんじゃないか? つきあい残業ほど、経費の無駄はない。

雇用機会を増やすことはいいことだ。経験がなくてもやってみて、駄目なら首になっても次の自分がやれそうなことにチャレンジするのが若い世代。そうやって自分の適職を見つけるしかないんだなぁ。まあ、はじめから自分は何になる、と決めているなら、別だろうけどね。ニート世代には外資系は最適だと思う。契約時にはjob descriptionを確認するから、自分が何をすれば給料がもらえるか明確になる。
成果主義とは、やるべきことをやった結果に報酬となるから、ちゃんと仕事して成果を出せば首にはならない。その成果も何が成果か、はっきり決めるから、自分も納得できる。残業は自分がやるべき業務をちゃんと完了できない場合に発生する。
だから、残業代はない。部門によっては、時間のやりくりで相殺する仕組みもある。金が何に対して払われるのかが明確だから楽なんだ。よく成果主義は自分が思っているより給与が低いとか言うんだが、本来は成果を先に決めて、それに対して給与を設定するから、その成果を雇用者側と非雇用者が双方理解してないと先のように「自分が思っている成果より評価が低い」ということになる。

まあ、日本は終身雇用がなくなったといってもまだ転職してスキルアップという感覚は少ない。だけど、いろんな仕事場で経験を積むことが活かせる職種なら、プラスになる。逆にひとつのことをじっくりやる職種には向かないかといえば、そうでもない。同じ部署に何十年も管理職にならないでもエキスパートとか、シニアというタイトルで存在している人もいる。管理職にならないと給与が上がらないって仕組み自体もおかしいんだよ。65歳で現役プログラム開発している人もいるからさぁ。彼はみんなから神と呼ばれているよ。大学でも講師やっているしね。

なんでこんなこと書いたかと言うと、価値観が変わる。そう、まさに今はパラダイムシフトなのかもしれないってことだよ。これはチャンスでもある。既存の概念とは違う価値観が生まれるときでもあり、生み出すチャンスって意味だ。
その象徴が先の首相のエッセイだ。

日本の政治は未だに鎖国時代のように池の中で騒ぐだけだ。それも協調しないで俺が小山の大将よろしく陣取り合戦ばかりでこのチャンスに眼もくれない。だから経団連や奥田さんが言ったように「マスコミの害」って指摘は正しいんだよ。
このチャンスを国民がどう生かそうかって考えることが重要なんだ。
何がいいビジネス、起業のチャンスでもある。経済危機のあとには、新しいビジネスモデルが登場してきている。日本以外だって誰もがこのチャンスをどう活かして儲けよいか、考えているんだけどね。日本だって同じなんだけど、どうかな?
誰かにやってもらうんじゃなく自分で儲けるためには、何をするか。

米国だけじゃなくて中国、韓国、インド、シンガポールと多くの外資系企業でいろいろな分野が進出してきて欲しい。そこで仕事をするということは、いろんなことも学べるんだから、いい機会だ。成功するか、失敗するか、それもまた吸収することで自分のスキルとなり次世代の日本経営に活かせるんじゃないか?
つまりなぜ失敗するのか、これが重要。少なくても日本に進出規模の企業であれば、その母国では成功してきている可能性が高い。ならば、その手法が何故日本に通じないのか、逆に日本から進出するにはどこか違うのかがわかれば楽だ。
そうやって海外進出先で社長に昇進するのが一番の手っ取りはやい出世。楽じゃないけど、成功している人も多い。語学学校に通っているだけじゃ言語は身に付かない。いいチャンスでもある。

外資系企業の進出は損じゃない。それを損というのは、ライバル企業のやっかみ。

正規社員なんかになれないでも給与が日本企業よりよければその分、投資すればいいだけだ。大企業だっていつ倒産するかわからないなら、転職できるだけのスキルを十分につけて、金を持っている方がこれからの世の中生き残れると考える。

時代の変化についてこれない企業やマスコミ、人はやがて忘れ去られる。
どちらになるかは自分次第。政治がどうなったとしても経済が安定すれば金も貯められるし、いつでもどこにでも異動も移動もできる。不安なんかない。

補足:
下がった年金分だけがんばって稼ごう。
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