あるくみるきく_瀬戸内シーカヤック日記

瀬戸内を中心とした、『旅するシーカヤック』の記録

瀬戸内シーカヤック日記: しまなみ連泊ツーリング_牡蠣尽くしツアー(1)

2009年02月07日 | 旅するシーカヤック
2009年2月5日(木) 久し振りに好天となりそうなこの週末。 今日(木曜日)はフレックスで昼までで、明日(金曜日)は休み。 近場なら昼から家を出ても夕方には島に着く事ができる。 久し振りにパーッと行きますか!
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目指すは竹原。 お気に入りの生野島へ渡ろうという計画。
安芸津でクルマを停め、お気に入りの魚屋さんで新鮮な牡蠣を500gほど購入。 これだけあれば、たっぷり牡蠣尽くしが楽しめる。

安芸津を過ぎた頃から少し風が吹きはじめた。 空も曇っており、今にも降り出しそうな所もある。 確か、天気予報は晴れだったよなあ???
竹原の浜に到着。 クルマを降りると、風が木々の枝を揺すってザアザアと吹いている。 西風。。。

うーん。 この風なら出れなくはないが、あまり楽しくないよなあ。 さあてどうしよう?
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しばし考え、ケータイを取り出し、電話を掛ける。 居られますように!
『はい、もしもし』 あ、居られた。 『カヤッカーです。 こんにちは。 急なんですけど、今日の夕方からキャンプできませんか?』 『あ、いいですよ。 大歓迎です。 今日もほかのお客さんは居ませんから』
『じゃあ、お願いします。 5時前には着きまーす』 『はい、気をつけて!』

と言う訳で、急遽予定は『生野島』から『生名島』へと変更。 予定なんて有って無いようなもの。 風の吹くまま気の向くままの、のんびりまったりツーリング。 出発する日の朝の天気や気分で、その週末の行き先を決めるなんていつものことだ。
これが私の海旅のスタイル。
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竹原から国道を走り、西瀬戸自動車道を抜け、因島を走ってフェリーで生名島へ。 竹原から2時間弱で到着。
『こんにちは。 今日は急でスミマセンでした!』 『いいんですよ。 使ってくれる人が居た方がうれしいから』 『また、2泊でお願いできますか?』 『はい。 ゆっくりしてってください』
 
ここには年に何度通う事だろう? 管理人さんによると、このキャンプ場の年間最多宿泊者は、ここ数年どうやら私らしい。
まあそれくらい、シーカヤックツーリングのベース基地としてお気に入りの場所なのである。 
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今夜も海辺のバーを開店。

今回は少しばかりリッチな雰囲気。 最初の一本にはエビスビールのロング缶を奢り、Goさんからいただいた最高級ラムも持参した。 庶民的な『いいちこ』には、差し入れで頂いた地元のレモンを絞るとしよう。

しまなみの夕暮れを前に飲む酒。 うん、これはなかなか好い感じじゃあないか。
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さあて、そろそろ夕食の準備も始めよう。

今回の発見は、里山コンロの着火に、トランギアのストームクッカーがピッタリだと言う事。 これならあっという間に炭に火が点く。 こりゃいいや。
 
今日のメインは牡蠣。 やっぱ、広島の冬のキャンプツーリングには牡蠣でしょう!
塩を少しふって牡蠣を洗い、準備完了。 調味料には、柚子胡椒にオリーブオイル、クレージーソルト。 ポン酢に醤油、味噌に粉チーズ。
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里山こんろで牡蠣を炙り、クレージーソルトをパラリと振ってパクリ。 ジューシーな海の香りが口中に広がる。 そこでエビスをゴクリ。 プハーッ、こりゃあたまらんね。
肉厚の椎茸を炙り、程良い所でポン酢をタラリと、ひとっ垂らし。 ジュワーっとポン酢の湯気が立ちのぼるやつを一気にパクリ。 うん、この香ばしさ! 再びエビスをクイッと飲る。
うん、天国である。

炙りに飽きたら、スキレットを載せ、オリーブオイルで牡蠣を焼く。 味噌を付けてパクリ。 柚子胡椒でパクリ。 塩でパクリ。

〆はカキ丼だ。 出汁に薄切りタマネギと牡蠣を入れてしばし煮込み、玉子を落として半熟に。
しまなみの島で味わう牡蠣尽くしの夜。 ごちそうさまでした!
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牡蠣を堪能した後は、本を開く。 『庶民の発見(宮本常一)』
ラムをチビリチビリと飲りながら、宮本ワールドに浸る。 最高の夜。

さあ、明日はしまなみツーリングだ!
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