あるくみるきく_瀬戸内シーカヤック日記

瀬戸内を中心とした、『旅するシーカヤック』の記録

瀬戸内シーカヤック日記: 夏のシーカヤック教室、2010-(2)

2010年08月08日 | 旅するシーカヤック
2010年8月8日(日) 今日は、今年2回目となる、地元の島の子供達とのシーカヤック教室。

最高の晴天に恵まれ、少し風もあって涼しく、絶好のコンディション。
***
みんなと一緒にお昼ご飯を頂いた後、道具を準備してシーカヤック教室の始まりだ。
今日も希望者が多く、シーカヤックの数が足りないので、交代で乗ってもらう事になる。 俺が教えるシーカヤック教室に、こんなに参加してくれるなんて、本当に嬉しいことだ!

いつものようにライフジャケットのサイズを確認し、しっかりとフィッティングされている事を確認。
年齢や経験を考慮して船割りを決め、漕ぎ出した。

『そうそう、曲がりはじめたら反対側にブレーキを入れて』 『パドルはもうすこし広めに。 そう、肩幅くらいで持った方がいいよ』
『漕ぐ時は、引くだけじゃなくて反対の手で押すように。 うん、そうそう!』 『前の人と、後ろの人がリズムを合わせて』
 
『ようし、じゃああそこまで行ってUターンして戻ろう。 そして交代だ』 『大丈夫? 休んでしっかり水分を採ろうか』
***
小学校中学年以上のメンバーで、みんな楽しそうに漕いでいる。
初めてだと言っていた女の子3人組も、『海の上は気持ち良いねえ』 『楽しいねえ』って言いながらスイスイと漕いでいる。
先週、また漕ぎたいと言ってくれていた小学生の女の子も、ニコニコと最高の笑顔で、そして今日は慣れた手つきでしっかりと漕いでいる。 『スゴいスゴい。 上手くなったねえ』 すると、嬉しそうにまた笑顔が返ってくる。

この笑顔があるから、俺はこのシーカヤック教室が楽しみなんだ! ああ、今日も来て良かった。
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『ようし、せっかくだから、港の出口まで行ってみようか。 しっかりと周囲を見て、先生に先に行ってもらうから、しっかり付いて行って』

まわりをワッチしながら港の出口へ。 そこからは、瀬戸内の開けた景色が一望できる。 うん、良い眺めだ!

『先生、あの島まで行きたーい』 『うん、今日はだめだけど、いつか行こうな』

今日はどんどん潮が引いていき、休憩の時にシーカヤックから降りて浜まで行くのも、泥に足が取られて歩くのが難しくなってきた。
安全確保が難しいと判断し、『先生。 今日は残念ですが、ここまでにしましょう。 ここを歩くのは大変だ』 『そうですね。 今日はこれで終りにしましょう』

すると子供達からは、『えー、まだ漕ぎたいよお』 『もう終りなの? 今日は短いねえ』との声も上がったが、安全第一。 仕方がない。

***
子供達は泥を落とすために先に風呂に入らせ、先生達と何艇ものシーカヤックを運んで往復。 『あー、この運搬が一番疲れた! でも先生、本当にお疲れさまでした!』

シーカヤックと道具を水洗いして片付け、シャワーを浴びさせていただいて、スッキリサッパリ。
その後は会議室で、シーカヤック教室担当の先生達としばし会話。

4年目となる来年は、こんな風にしたいですねえとか、こんなカリキュラムができるといいねえとか、このシーカヤック教室をよりよくするための意見やアイデアを交換し合う。 志を同じくするメンバーで夢を語り合う楽しい一時。

『ええ、来年もこの教室ができるように、子供達が希望してくれるとうれしいんですけどね』 『大丈夫だと思いますよ。 男の子も女の子も、みんな楽しんでくれてますし』
まだまだ夏は真っ盛り。 次回も安全第一で、そして来年にもつながるもっと楽しい教室になるよう、どんどん工夫してみよう! いやあ、楽しみだ!!!
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