あるくみるきく_瀬戸内シーカヤック日記

瀬戸内を中心とした、『旅するシーカヤック』の記録

瀬戸内シーカヤック日記: しまなみ連泊ツーリング(3)_ぶらり因島

2009年02月08日 | 旅するシーカヤック
2009年2月6日(金) 生名島から岩城島に渡り、温泉と芋菓子、そしておいしいお昼ご飯を堪能したツーリングから戻ると、いつものように自転車を借りてフェリーで因島へ。
さあて、今日はどこ行こう?
***
自転車で箱崎へ。 ここは、家船で有名だった港町。
 
瀬戸内の港町らしく、狭い路地が迷路のように入り組み、家々がぎっしりと立ち並んでいる。 今でも港には、家船の特徴を残した漁船が多く残っている。
 
自転車を停め、少し路地を歩いてみる。
狭い路地のあちこちに、小さな祠がある。 板子一枚下は地獄と言われる漁で生計を立てる漁村は、信仰心の強い土地でもある。

通りには、駄菓子屋さんが健在だ。 子供達がこの店に集まり、男の子と女の子が一緒になって、楽しそうに遊んでいた。
都会では少なくなってしまった、子供達が通りで遊ぶ懐かしい風景。
***
再び自転車を漕いで土生に戻り、フェリーで生名島に渡る。
キャンプ場に戻ると、夕食の準備。 今日もメインは『牡蠣』である。
クーラーバッグに氷を入れて冷蔵しておいた残りの牡蠣を使った味噌仕立ての鍋。 水に出汁と味噌を入れて煮立て、タマネギと椎茸、長ネギ、そして最後に牡蠣を投入。
椀に取り、一味をパラリと振って食べる牡蠣の旨い事。 味噌仕立ての汁を啜ると、芯から体が温まる。
最初はビールをゴクリ。 途中からは焼酎の湯割りに、差し入れで頂いた地元のレモンを絞ってグビリと飲る。

つまみは、岩城島のスーパーで買ってきた『太刀魚のフライ串』と、『春菊とちくわの天婦羅』
うまい牡蠣鍋をつつき、太刀魚のフライをつまみ、焼酎の湯割りでホコホコと暖まる。 しまなみの島にあるキャンプ場で、独りの夜は静かに更けて行く。
***
2009年2月7日(土) 朝目が覚めると、ここ最近では一番穏やかな朝。 風もなく、気温も高めである。
絶好のお散歩ツーリング日和。 パンとベーコンエッグ、そしてコーヒーの朝食を摂り、着替えて出艇の準備に掛かる。


今日はツーリングと言うよりは朝の海の散歩程度。 ここでの最終日の朝は、いつもこのルートをお散歩パドリング。
 
鶴島を回り、箱崎沖の海にある龍神さまにお参り。 亀島、平内島を経由して、キャンプ場に戻る。
まるで春のような陽気の穏やかな海での、快適なのんびりお散歩パドリング。
***
浜に戻ると、管理人さんが来られていた。 『おはようございます。 戻りました。 今日は温かくて気持ち良いですね』
『ほんと、今日は温かいねえ』
道具を片付け、着替え、荷物をパッキング。 管理棟に行き、お世話になったお礼を述べる。 しばし、四方山話。
佐島との間を繋ぐ橋ができた後の上島町内のバスや船便の予定。 今年の夏に計画されているイベントの事。 サティが撤退した後の因島の土生の様子などなど。 さて、そろそろ帰ろうかな。

『ほんとうに、いろいろとありがとうございました』 『また来て下さいね。 息子さんも一緒にぜひ』 『はい、また来ます』
急遽予定を変更して『しまなみ連泊ツーリング』になったが、天候にも恵まれ、岩城島もたっぷりと堪能でき、生名島の静かなキャンプ場を独り占めしての牡蠣三昧。 好い週末だった!
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