tyakoの茶の湯往来

日常生活の中から茶道の事を中心に、花の事、旅の事、そして、本や写真の事など、気ままに書いて見ようと思ってます。

白玉椿と初嵐椿は・・・

2013-11-22 19:03:26 | 茶の湯
11月22日(金)小雪
朝から青空が広がって心地よい一日でした。
今日は小雪、寒さが進みそろそろ雪が降り始めることのことだそうですが、今年はすでにあちこちで雪の便りが聞かれます。

先週行事が重なってしまったためにお休みしましたので、今日は自宅でのお稽古です。
10月、11月は、皆さんもそれぞれ行事やら旅行やらで休みがちでしたので、炉になってから今日が初めてという人もおりました。



花 ニシキギと初嵐椿

庭の錦木が見事に赤くなりましたので生けて見ました。
椿は西王母がたくさん蕾をつけておりますので、使おうと思っておりましたが、錦木の余りの葉の赤さにピンクの花は合いそうもありませんので、急きょ庭の椿を見渡して見ると、初嵐が「使って・・」というようにこちらを向いておりました。

直ぐに切って来まして錦木に合わせてみるとピッタリです。
この初嵐は、近くの植木センターで50センチくらいの苗木を購入したものですが、その名前は「白玉椿」という札が付いておりました。
当然椿の時期に行っておりますので、蕾もついておりましたから、これは「初嵐」に間違いはないと、確信して買って来ました。

白玉は文字通り、白玉のように丸い蕾をもっておりますが、同じ時期に咲く初嵐は、蕾の先がとがって細長いのが特徴ですので、白玉とは程遠いものです。
あまり椿に詳しくない植木屋さんは、この時期咲く白い椿は、なんでも「白玉椿」と呼んでいるらしい・・・



床の間

「開門多落葉」今の時期にピッタリの軸だと思っております。

この軸は、毎年この時期になりますと必ずかけますので、重複して今いますが、少しだけ触れたいと思います。
旅人が眠りにつくころ、雨音を聞きながら、明日の旅立ちは雨か・・・と、朝起きて見渡すといち面の落ち葉であったそうで、「あの音は雨ではなく落ち葉だったのか・・」こんな情景を詩にしたものと言われております。





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