tyakoの茶の湯往来

日常生活の中から茶道の事を中心に、花の事、旅の事、そして、本や写真の事など、気ままに書いて見ようと思ってます。

久しぶりの灰形に手が・・・

2013-05-09 18:24:39 | 茶の湯
5月9日(木)

今までの寒さはどこへ行ったのでしょう。今日は何と真夏日で、外へ出るとムッとするほどの暑さでした。

今日は朝から明日からのお稽古の準備です。初風炉の茶事から初めてのお稽古ですので、準備に追われておりました。



風炉に灰を入れて

風炉の季節の最大の準備といえば「灰形」です。
表の掃除、中の掃除を済ませて久しぶりの灰形ですので、意気込んで始めましたが、30分もたっても基礎が出来上がりません。

奉書を敷き、敷き瓦を載せて灰を入れてから五徳を据えて、高さや幅の調節を行いますが、これが意外と手間がかかりまして、灰を整える前から気持ちが散漫になってしまいました。

案の定です。1時間も灰を押したり引いたりしてはやり直しておりました。
こんな事をしていると、せっかく篩った灰が硬くなって火が熾きなくなってしまいます。



出来上がったのがこれ!

灰匙のあとが数え切れないほど付いております。
今まで作った灰形の中で最低だと思っています。

なぜ写真にしてここに載せたかは後で確認をしたいからです。気持ちが集中している時は灰匙が手と同じような感覚で動くものですが・・・

半年振りに作った灰と何回か作った後の灰を比べて見たいからです。

業躰さんたちは15分くらいで仕上げてしまうそうですが、今日は灰を入れ始めてから1時間30分もかかりました。
自分でも記憶が無いくらいの時間です。

時間をかけたから良くできるはずもなく、時間を掛ければかけるほど灰が硬くなってしまいます。

今週はこれで我慢して来週の灰をしっかり作りたいと思っております。
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