tyakoの茶の湯往来

日常生活の中から茶道の事を中心に、花の事、旅の事、そして、本や写真の事など、気ままに書いて見ようと思ってます。

鳥啼いて山更に幽なり、そして・・・

2013-05-24 20:46:35 | 茶の湯
5月22日(水)

今日も各地で夏日の報道しておりましたが、日本の夏では考えられないほどの爽やかな一日でした。

今日は我家でのお稽古です。
午前中は部屋の掃除や道具の整理をして午後からのお稽古に臨みました。



ハコネウツギとホタルブクロ

午後からのお稽古では、白のオダマキを生けておりましたが、お稽古が終る頃には、パラリ、パラリと花びらが落ちてしまいましたので、夜のお稽古が始まる前に、大急ぎで花を、ホタルブクロに代えました。

このホタルブクロは午前というより朝は咲いておりませんでしたが・・・・

ホタルブクロは、本来は紫ですが、この花のように白花もあります。
白花の方が先に咲き出しまして、紫のホタルブクロに比べると遥かに強く、どんな条件のところでも花を咲かせます。

私のところからも、随分あちこちのお宅に分けましたが、枯れて絶えてしまったという話は聞いたことがありません。



床 画賛 鳥啼山更幽 

この軸には思い出がありまして、所属しております会で、初めてお茶席を持つことになったときに手に入れた軸で、ホトトギスをテーマにしての茶会にしたいと考えて、この軸を待合に掛けてお客様をお迎えした思い出の軸です。



床の間

今日の軸は鳥啼山更幽の画賛ですので、茶室には掛けないようにしておりましたが、お稽古でもありますし、目先を変えて見るのも良いのではと考えて掛けて見ました。

鳥啼いて山更に幽なり・・・初夏の静かな山中、その静寂破るように鳥の啼き、その声だけが響きわたっている。

そんな光景を思い出していただければ嬉しいです。

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