tyakoの茶の湯往来

日常生活の中から茶道の事を中心に、花の事、旅の事、そして、本や写真の事など、気ままに書いて見ようと思ってます。

禅語 「雲悠々水潺々」

2011-06-30 18:51:10 | 禅語今昔
今日は禅語 「雲悠々水潺々」を少しだけ書いてみます。

夏になるとこの軸はよく掛けられます。


「雲悠々水潺々」くもゆうゆう みずせんせん

青空に雲が悠々と浮かび、動いているのか止まっているのかわからない。一方、水はさらさらとひと時も休む事無く流れつづけている。無心であることは共通しているが、静と動が相即した境地を表している。(禅語百科より)
このように、雲の静と水の動とを対置して、自然の心理を説いているのだそうです。

この軸に出合ったら、青空の雲と谷川を流れる水の音を想像していただけば、十分涼しさを感じていただけるのではないでしょうか。

しかし禅語では、人間の生き方の中で、「静中動あり 忙中閑あり」と教えております。この忙しい世の中こんなふうに生きたいと思っております。

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2 コメント

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Unknown (信徳)
2011-07-01 06:10:29
谷川岳一の倉沢出合いに行った時雪渓から解けて流れ出る水、急峻な沢を目で追って行くと頂上には青空に雲が浮かんでいました。こんな情景を想い出しています。忙しい世の中気持ちだけはゆったりとしたものを持ちたいものですね。良い言葉を教えて頂きました。
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Unknown (tyako555)
2011-07-01 17:45:51
信徳さん

ありがとうございます。
多趣味の信徳さんならお分かりでしょうが、趣味の無い方が案外多いようで、「静中閑あり」で、相方と険悪になっている方を大勢知っております。「動と静」は塩梅よく保たれてこそ平和のようです。
ありがとうございました。
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