1月23日(日)
寒さの峠は越えたようだと言っておりましたが、相変わらずの寒さです。
今日は、少し変則になってしまいましたが社中の初茶会でした。
床の間
毎年飾っている柳がとても飾れる状態ではありませんので、何となく寂しい初茶会の床の間です。
柳がないので大亀老師の寿を掛けて床の間を明るく飾りました。
香合
香合は、稲荷人形です。
この寅も、何となく可愛らしく愛嬌のある寅です。
花
花は、蝋梅と曙椿です。
本当は、ウグイスカグラを使いたかったのですが、使えるような枝がありませんでした。
曙は蕾でしたが、夕方には開き始めておりました。
多分、いつものように4時間かけていたら、蕾の移ろいを見られたかも知れません。
点前座
大内棚を使いました。
大内棚は、紹鴎水指棚を基として淡々斎が好まれたもので、淡々斎宗匠が紫綬褒賞を授けられ、御夫妻で宮中参内の時に出来上がって来たので、大内棚と命名されたと云われております。
この棚は、組み立式ではありませんので持ち出すのは考えてしまいます。
初茶会でしたが、待ち合いに出ることなく蹲踞も使わず、簡素に時間を掛けずにとやって見ました。
それでも、出来ただけ良かったといったところです。