tyakoの茶の湯往来

日常生活の中から茶道の事を中心に、花の事、旅の事、そして、本や写真の事など、気ままに書いて見ようと思ってます。

禁花と云われる鶏頭を生けたら・・・

2020-09-12 17:38:20 | 自宅稽古

9月12日(土)

朝から雨模様です。

降ったりやんだり、はっきりしないお天気でしたが自宅でのお稽古でした。

床の間

秋晴れを考えて昨日掛けましたので、お天気とはそぐわない語句になってしまいました。

「雲悠々水潺々」雲は悠々と水はせんせんと難しい字を書きますが、雲は悠々と水はさらさらと云った意味でしょうか・・・

花は、縞ススキ、サクラタデ、ヒヨドリソウ、ケイトウ、ヤブミョウガです。

ヤブミョウガはまだ頑張って咲いております。そして、縞ススキも元気になって来ましたので一安心です。

この中に利休さんが禁花にしたといわれている花が有ります。

お稽古が終わってから、花の質問があり、問題の花「鶏頭」に付いての話になりました。

利休禁花といわれ、「南方録」に記されており、沈丁花、深山きしみ、鶏頭、女郎花、柘榴、河骨、金盞花を上げております。

鶏頭

その中のひとつが、今日の鶏頭ですが、こうした質問が出る事は嬉しいことです。

確かに禁花になっておりますが、近年では、女郎花などはごく自然に生けられるようになっておりますし、外来種であったとしても雰囲気にあった花なら使われております。

私は、赤い花がひとつ欲しかったので、お隣さんから頂いて生けただけですが、こうした話が皆さんとできる事は、本当に嬉しい事だと思っております。

それだけ勉強しているという証ですから・・・

コメント (4)
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