9月12日(土)
朝から雨模様です。
降ったりやんだり、はっきりしないお天気でしたが自宅でのお稽古でした。
床の間
秋晴れを考えて昨日掛けましたので、お天気とはそぐわない語句になってしまいました。
「雲悠々水潺々」雲は悠々と水はせんせんと難しい字を書きますが、雲は悠々と水はさらさらと云った意味でしょうか・・・
花
花は、縞ススキ、サクラタデ、ヒヨドリソウ、ケイトウ、ヤブミョウガです。
ヤブミョウガはまだ頑張って咲いております。そして、縞ススキも元気になって来ましたので一安心です。
この中に利休さんが禁花にしたといわれている花が有ります。
お稽古が終わってから、花の質問があり、問題の花「鶏頭」に付いての話になりました。
利休禁花といわれ、「南方録」に記されており、沈丁花、深山きしみ、鶏頭、女郎花、柘榴、河骨、金盞花を上げております。
鶏頭
その中のひとつが、今日の鶏頭ですが、こうした質問が出る事は嬉しいことです。
確かに禁花になっておりますが、近年では、女郎花などはごく自然に生けられるようになっておりますし、外来種であったとしても雰囲気にあった花なら使われております。
私は、赤い花がひとつ欲しかったので、お隣さんから頂いて生けただけですが、こうした話が皆さんとできる事は、本当に嬉しい事だと思っております。
それだけ勉強しているという証ですから・・・