角館草履の『実演日記』

〓袖すり合うも多生の縁〓
草履実演での日々の出会いには、互いに何かしらの意味があるのでしょう。さて、今日の出会いは…。

通過点。

2009年08月21日 | 実演日記


今日の草履は、栃木県宇都宮市からお越しくださったお父さんのオーダー草履です。お父さんにお母さん、そして小学生の女の子と男の子の四人旅。お父さん以外は展示品からお選びでしたが、お父さんだけ配色にこだわりオーダーとなりました。
一足遅れたお父さんの草履、本日の便で出発しました。もう少しでお仲間入りですねっ。

角館には当地だけを目指してお越しになる方もあれば、いろんなところを巡る旅の「通過点」としてお立ち寄りになる方もあります。むしろ後者のほうが多数でしょうね。
「今日の草履」のご家族もまたそんな旅で、温泉巡りがむしろメインでした。

昨日あたりから急に増えだしたのが、明日開催される大曲全国花火競技会へお越しの方々なんですね。メインは大曲の花火、その周辺に位置する角館はひとつの通過点というわけです。

ご紹介が遅れていましたが、8月1日から9月24日まで、「男鹿和雄~秋田、遊びの風景展~」が開催されています。



第一会場が新潮社記念文学館、第二会場が西宮家前蔵、道路一本隔ててお向かい同士ですから分かりやすいでしょう。
県内在住者が主ですが、男鹿和雄さんの画をメインに角館草履は「通過点」という方が多いです。でも案外その通過点も面白かったりするんですよねぇ。

この企画に合わせ、角館あきんど塾の仲間である似顔絵師のmarikoさんが、私の実演コーナーの真ん前で似顔絵描きをしています。



彼女が本格的に似顔絵路上ライブをはじめたのは、昨年の春でした。あれから一年と数ヶ月が経過し、備品や装飾も見違えるように揃ってきましたね。
それでもまだまだ「通過点」、やがて誰もが知る角館の名物似顔絵師になるでしょう。
marikoさんの似顔絵コーナー開設は、9月24日までの土・日・祝のみです。

さて、草履職人のブログですが、本日の投稿をもって通算999回となりました。次回はいよいよ記念の1000回となるわけです。
とは言いながら、これも単なる通過点に過ぎません。1000回記念なんて特別なことを考えず、いつも通りのブログを書こうと思っています。

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