長さ約15cmですが、子供用ではありません。かつて身分の低い足軽が履いた草履で、「足半(あしなか)」と呼ばれるものです。
身分にとらわれない織田信長や西郷隆盛も愛用したと伝えられています。
角館草履でもかねてから足半を販売しておりましたが、この試作品の大きな違いは鼻緒(先ツボ)の位置にあります。
通常の先ツボと比較し、かなり前に付いているのがお分かりでしょうか。
そんなに前に付けたら指が草履から出てしまうとお考えの方、まったくその通りです。
実はこの足半は、足指で草履そのものを掴むためのものなのです。
近年足の指が掴めない、或いは掴む力の弱い「浮き指」の日本人がとても増えているそうです。
踏ん張りが効かないため転びやすいのはもとより、これが腰痛や肩こりの原因にもなると云います。
通常の草履でも足指の力を養うことは出来ますが、この足半はその効果が著しく高いと考えられます。
モニターさんの意見を聞きながら、製品化が可能か検討してみます。
近日中に実演席にも置きますので、お立ち寄りの際はぜひご体験ください🎵
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