角館草履の『実演日記』

〓袖すり合うも多生の縁〓
草履実演での日々の出会いには、互いに何かしらの意味があるのでしょう。さて、今日の出会いは…。

お祭り写真。

2009年09月11日 | 地域の話
草履職人のブログにしては珍しく、お祭り写真のあれこれをご紹介してみます。仕事前や仕事中の撮影でしたから、そう数は多くありません。



↑角館駅に設けられた置山です。外題は「ひらがな盛衰記 逆櫓」、作者は広目屋さん。



↑こちらは人形の拡大写真です。



↑鎮守角館神明社に設置された置山です。外題は「上杉上洛」、作者は角館きがたさん。



↑神明社置山人形の一体、「上杉景勝」。隣りに「直江兼続」もいたのですが、逆光で写すことができませんでした。「愛」の兜は見事でしたよ。



↑成就院薬師堂の置山です。外題は「国姓爺合戦」、作者は角館きがたさん。



↑薬師堂置山人形の一体です。



↑宵宮7日、神明社参拝へ向かう「本町通り曳山」。西宮家米蔵側は岩瀬町に面していて、この丁内から出ているのがこちらの曳山です。



↑同じく参拝へ向かう「上新町曳山」。こちらに乗った踊り社中は、実に40年ぶりのお祭りと云います。最終日9日、岩瀬町張番へお見せに上がった際に草履職人もその踊りを見せてもらいましたが、確かにこれまでに知る踊りとは一味違ってました。
それぞれの社中によって少しずつ違う「手」、こういうのもお祭りの魅力なんですよ。



↑同じく参拝へ向かう「横町曳山」。こちらに乗っている囃子方の中に、ナースマンくんがいます。お囃子コンクールでは見事優秀賞を獲得、きっと彼の技術が評価されたんでしょう(笑)。



↑同じく参拝へ向かう「桜美町曳山」。住宅地の丁内で、人数の多さに定評があります。9日雷雨の中の本番激突で、道路標識に触り終了となりました。



↑同じく参拝へ向かう「山根谷地町旭会曳山」、通称「山根」と呼ばれます。わが家のある岩瀬曳山とは長年の友好丁内で、中日8日の観光用激突でも組み合わされました。



↑同じく参拝へ向かう「駅前曳山」。最終日9日の薬師堂参拝が、18台目のラストを飾りました。本番激突はなく、納めるまで雨具を外すことはなかったです。人様の娘さんとは言え、草履職人も踊り子のオヤジ。その部分だけは良かったなぁと思いますよ。



↑同じく参拝へ向かう「菅沢曳山」。最終日9日、西部曳山を相手に本番激突と相成りました。双方共に力のある曳山同士です。



↑同じく参拝へ向かう「北部曳山」。最終日9日、中央通り曳山を相手に本番激突をしています。



↑同じく参拝へ向かう「川原町曳山」。中日8日、岩瀬曳山と本番激突に至りました。はじまりが遅かったせいで、一時間足らずで警察によって中止に追い込まれています。



↑角館お祭り名物のひとつ、「保育園小若曳山」です。ヤマを曳く子どもの人数が多いので、ヤマの前に立つおとなは逆にブレーキ役となります。子どもたちの姿も撮りたかったのですが、周囲をおとなたちに囲まれて写せませんでした(苦笑)。



↑佐竹北家御座所を前に、緊張の表情を見せる踊り子たち。



↑中日8日、秋田銀行前での観光用激突を前に、栄町を預かる張番へ踊りを披露する岩瀬曳山。



↑お囃子の部で最優秀賞を受賞した、岩瀬曳山の「祭喜会」。お祭り写真集や多くの角館サイトでも、この表彰式の画像はあまり人目に触れることがないと思います。



↑手踊りの部で優秀賞を受賞した、岩瀬曳山の「加藤ミヨ社中」。

コンクール実行委員会の中に知り合いがいて、私の顔を見るなり『自分の娘ばっかり写したんでねぇべなっ!?』と言われました。もちろん強く否定しましたが、まぁそう言われても仕方なかったなと思っています。

さきほど駅前曳山の画像の際に触れましたが、最終日9日雷雨の中で本番激突に至った曳山は、当然雨具を撤収します。囃子方が乗る部分は直接の降雨がありませんから、踊り子たちも緊急避難的にその中へ入ることもあります。ただその中はぎゅうぎゅう詰め状態、囃子方の邪魔になるのも気が引ける踊り子たちは、案外中へ入らない人も多いんです。

9日夜に草履職人が見た光景は、合羽を被り座ったまま、ただときの経つのをひたすら待つ踊り子たちでした。座っている場所はおそらく「川」の状態でしょう。
わが家の長女と次女が乗っている岩瀬曳山は、最終日本番激突に至ることはありませんでした。雨具は装着したままです。

無論あれだけの雨ですからまったく被害がないことはありませんが、合羽を被り流れる雨の中に座り続ける他丁内の踊り子を目の当たりにして、ヤマの若衆より自分の娘が気になるのもひとりのオヤジとして当たり前とも思うわけです。
来年のお祭りは、せめて大雨にならないことを願うのみですなぁ。

そうそう、角館のお祭りグッズでお馴染みのさんさんサンのブログから、「お祭りコラム」の名目でこのブログにリンクを貼ってくれたようですが、「コラム」なんてたいそうなものではありませんよ。三人娘が踊り子を務めている「オヤジの独り言」で充分でしょ(笑)。

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