角館草履の『実演日記』

〓袖すり合うも多生の縁〓
草履実演での日々の出会いには、互いに何かしらの意味があるのでしょう。さて、今日の出会いは…。

ミニ草履の使い道。

2014年03月14日 | 実演日記


今日の草履は、2月27日の「今日の草履」でご紹介したバスケットボール選手へのプレゼント第二弾です。贈り主である角館町内の女性が、今度は選手の足の健康にご利益があるようにと、ミニ草履をオーダーくださいました。選手の好きな色という「緑」を反映しお作りしたのがこちらです。スポーツ選手の足は命ともいえますから、ほんとに役立ってほしいですね。

カミさんが作る「ミニ草履」は冬場も一定の需要があることを、以前のブログでお伝えしました。その理由のひとつは、いわゆる観光土産だけではない使われ方があるからなんですね。ご自宅のトイレに飾るのは言うに及ばず、日ごろお世話になっているご近所さんへささやかなお礼や、何かほかに贈り物をする際の付録的な使われ方もあります。つまりご購入目的の巾が広いということでしょう。

年度末に定年退職される方が、職場のみなさんへ心ばかりの記念品を差し上げる習慣がまだ残っています。この記念品に「ミニ草履」のご用命が二件続きました。手作り品の素朴さと可愛らしさだけでなく、「トイレの神様・足の神様」というひとつの意義がありますから、私もこの記念品は面白いと思いますよ。

人前に出ることを得手としないカミさんには、自宅でコツコツ出来る仕事が合っています。そのうえこうして人様のお役に立っているのですから、これも「天職」といえるんじゃないでしょうか。
去年一年間で950個を売り上げたミニ草履。今年は私が作る大人用土踏まず付きを数量で上回るかもしれません。
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