角館草履の『実演日記』

〓袖すり合うも多生の縁〓
草履実演での日々の出会いには、互いに何かしらの意味があるのでしょう。さて、今日の出会いは…。

健康のおすそ分け。

2010年06月16日 | 実演日記


今日の草履は、彩シリーズ23cm土踏まず付き〔四阡円〕
ピンク基調の桜&うさぎプリントをベースに、合わせは淡いピンクと金のプリントです。
定番配色⑤の「桜うさぎピンク」とは、また少し違う布地が届きました。淡く優しい配色は、どちらかと言えばお若い女性が好みそうですね。平生地はこちらになります。




昨日はヒドく蒸し暑い一日でした。草履を編んでいるだけでジトっと汗ばみ、帰宅後の夕食時には今期初めてエアコンに働いてもらいました。明けて今日は朝から雨です。おそらく当地も梅雨入りじゃないですかね。
願うのは明日の天気。叔母の一周忌法要が明日なんですが、車椅子の叔父を雨の中連れまわすのは、どうしても避けたいわけです。

先日茨城県桜川市にお住まいのおばさまから、オーダー草履到着のお葉書をいただきました。『お忙しいのにお手数をお掛けいたしました。日ごとに足になじんで、毎日足を入れるのが楽しみです』とあります。蒸し暑いこの時季は足の裏も汗ばみますから、その意味でも角館草履がお役に立てているはずです。

こちらも先日のこと、60歳ほどのおばさまおふたりにその娘さん、そして2歳に近い男の子の四人がお越しでした。『分からなくて探しました~』とおっしゃるので聞いてみると、みなさん岩手県雫石町にお住まいで、盛岡市のご友人から角館草履を教えられたんだそうです。このご友人がおっしゃるのは、「足が楽になるし、首の痛みも和らいだ」ということでした。
ご自身が実体験している健康効果を、同じ症状があるご友人に教えてあげたいというのは理解できます。言うなれば「健康のおすそ分け」でしょうか。

みなさんそれぞれにお気に入りの配色をお選びになり、そしてちょうど米蔵で席描きしていた似顔絵師のmarikoさんに、お母さんと男の子が描いてもらってましたね。角館草履と共に似顔絵もゲットしてお帰りです。
似顔絵師のmarikoさんは、通年の土日祝限定で西宮家米蔵に現れます。ただしイベント等で出かける場合も多いですから、こちらでご確認のうえお越しください。

今日お越しくださったのは、大仙市大曲のおばさま。今月はじめにご友人とお越しになり、そのときはご友人だけがお買い上げでした。その後その履き心地を知らされたおばさまは、『今日は買いに来たんシ~』。
親しい間柄だからこそ、こうした情報は伝えたいのでしょう。そんな「健康のおすそ分け」を聞かせていただくと、なんだか私の腰痛も和らいだ気がしますよ。

車椅子生活になった叔父に対して、「健康のおすそ分け」はなかなか難しいものがあります。一日でも長く自宅で過ごせるよう支援するのが、せめてものおすそ分けでしょうか。

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