角館草履の『実演日記』

〓袖すり合うも多生の縁〓
草履実演での日々の出会いには、互いに何かしらの意味があるのでしょう。さて、今日の出会いは…。

母の日ドラマ。

2014年03月30日 | 実演日記




今日の草履は、彩シリーズ24cm土踏まず付き[四阡八百円]
こちらも新柄のひとつで、黒と白のコントラストが楽しいです。洋柄なのであえて和の唐草を組み合わせてみました。まさに和洋折衷草履ですね。ふと思いました、こんな毛色のワンちゃんがいませんでしたかね。
ワンちゃんではないうさぎキャクターが可愛い平生地がこちらです。



除雪で積み上げられた場所以外は、ほとんどの雪が融けました。今日は朝から雨模様の一日で、これもまた雪消しに一役買っています。気温のほうは一桁台後半から二桁台前半というところで、春を感じるに適したところでしょうか。これが15℃を超えると桜の蕾が一気に膨らみます。まず四月二十日以降でしょうね。

桜まつりを飛び越して「母の日」の話題です。一週間ほど前から展示パネルにポップを提げました。



毎年母の日プレゼントに一定の需要があるのですが、なにしろ桜まつりのあとではたくさんの中から選んでいただけるほど在庫が残りません。サイズによっては完売していることも過去にありました。ご自分用であれば少々の日にちをいただくこともできますが、母の日プレゼントの場合その日に渡せなければなにも面白くないですからね。

このポップを提げて翌日、仙台市からお越しのご夫婦が「母の日」第一号のお買い上げとなりました。その後も複数のお客様から、『母の日か、なるほどねっ』の言葉が聞かれています。息子さんや娘さんからお母さんへ手渡されるシーンを思い浮かべると、私も心なしか編む手に力が入りますよ。

今年も実演席で生まれる「母の日ドラマ」。今からとても楽しみな草履職人であります。
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