角館草履の『実演日記』

〓袖すり合うも多生の縁〓
草履実演での日々の出会いには、互いに何かしらの意味があるのでしょう。さて、今日の出会いは…。

目指すは百歳。

2014年02月09日 | 製作日記




今日の草履は、彩シリーズ24cm土踏まず付き[四阡八百円]
緑で統一した配色がたびたび登場するのは、単純に人気が高いからです。そして緑を好まれるのは、もしかしたら都会に暮らす方に多いんじゃないかと密かに感じています。都会の街並にもそれなりの緑が配置されているとはいえ、人が生きるうえで自然の緑は大切なのかもしれません。昨日の「今日の草履」は、本日埼玉県からお越しのおばさまがお持ち帰りです。

西宮家をよくお訪ねくださる方々に、地元の「おばあちゃん」がとても多いです。とにかく元気ですよ。最近友人のお父上が亡くなったときも他の友人と話したのですが、同期生のお母上たちはお父上と比べて皆若いんですね。新聞のお悔み欄には、さほど珍しくなく百歳を超える人が載ります。やっぱりそこも女性が多いように思いました。

1月14日のブログでご紹介した「喜寿の贈り物」。こちらのご注文主である娘さんから、嬉しい葉書が届けられました。明石海峡大橋がイラストされた綺麗な葉書には、『これで百歳まで長生きすると両親が話しています』と綴られています。
草履は足の機能回復に少なからず貢献する履物ですから、ご高齢になればなるほどその恩恵も大きいと言えるでしょう。お母上の百歳はもちろん、ぜひともお父上にも百歳を達成してほしいと願っています。

葉書の最後には、『千葉さんももうすぐお誕生日ですね。よいお誕生日となりますよう、お祈り申し上げます』と締めくくられていました。一週間後に51歳を迎える草履職人、百歳を目指すとしたらようやく折り返し地点を回ったばかりですね。自信はとてもございません(^_^;)
コメント
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