角館草履の『実演日記』

〓袖すり合うも多生の縁〓
草履実演での日々の出会いには、互いに何かしらの意味があるのでしょう。さて、今日の出会いは…。

誤算あれこれ。

2014年01月24日 | 実演日記




今日の草履は、彩シリーズ24cm土踏まず付き[四阡八百円]
青系でまとめた一品は、ベースの白抜きプリントが「卯」です。私の干支でもあるうさぎプリントは、どうしても在庫に置きたい布地の一つなんですね。これから組み合わせの色を変えて、何種類か編んでみる予定です。

JR東日本大人の休日倶楽部も四日目を迎え、はっきりとその恩恵が分かるようになってきました。今日はお昼前くらいから中高年のご夫婦旅を中心に、間断なくお客様がお入りです。少し久しぶりに西宮家で昼食を摂るツアーもあって、なかなか賑わいのある一日となりました。おかげさまで角館草履に関心をお寄せくださるお客様も多く、桜まつりに準ずるお買い上げをいただいています。冬場は「売る」より「作る」に重点を置いていますから、これはちょっと「嬉しい誤算」といえるかもしれません。

「嬉しい」の次は「悲しい誤算」をお伝えしなければいけません。本日行われた春のセンバツ甲子園選考会。21世紀枠で有力と云われていた角館高校が落選してしまいました。前評判が高かっただけに、この結果にはいささかショックを受けています。娘三人が通った高校とはいえ、私なんぞは母校でありません。それでもこれだけ悔しいのですから、関係者の落胆はちょっと推し量れませんよ。

冷静に考えて、下馬評というものをあまり過信しないほうがいいですね。上手くいけば選んでもらえるかもしれないという、他力本願もやっぱりいけないのでしょう。この選考にもれたところで、もう明日がないなんてことはありません。夏の大会で県予選を優勝で飾れば、だれもアテにすることなく堂々と甲子園に行けるわけです。神がもうひとつ試練を与えたと思って、今夏さらに強くなった角館高校野球部を見せてほしいものです。

明日からの週末、角館はまた少しお客様の数が増えると思います。今日のお買い上げを「誤算」とせず、しっかりお客様にご満足いただきたいと思っています。
コメント (2)
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