角館草履の『実演日記』

〓袖すり合うも多生の縁〓
草履実演での日々の出会いには、互いに何かしらの意味があるのでしょう。さて、今日の出会いは…。

オヤジギャグ。

2012年05月23日 | 実演日記




今日の草履は、秋田市からお越しくださったおばさまのオーダー草履です。
三日ほど前のこと、22cm草履が完売していましたので、早速に編んだのが「今日の草履」と同じ配色の22cmでした。おばさまはその草履を見て、『23cmでひとつ作ってくれる?』。
明日の便で出発します。すぐに履いてくださいね~。

ゴールデンウィークからしばらく経つと、学年単位の小学生や中学生が角館をよく散策しています。「学習旅行」という呼び名も聞きましたが、修学旅行を少し小さくした学習機会のようです。印象では、岩手県・宮城県・北海道が多いような気がしますね。

札幌市からお越しの中学二年生。グループ単位で散策しているのですが、たまたま二つか三つのグループが草履コーナーに集結しました。少し離れると、草履職人がどこにいるのか分かりませんよ。
特に女の子たちが草履を眺め、『可愛い~!』を連発しています。

そこへ通りかかったおじさまグループ。女の子たちの後ろから草履を眺め、『君たちさ、こういう草履を履いて花婿さんを探すといいんだよっ』。
いってみれば、これも「オヤジギャグ」のひとつでしょうか。女の子たちの苦笑いを見て、私もちょっとイタイと感じましたよ。

高校二年生のわが家の三女。小学校時代からの同期生たちは、私も知る顔が多いです。ときに町で出会ったときは、その子たちのほうから声を掛けてくれたりもしますね。そのときのおしゃべりを、学校で三女に教えるのでしょう。帰宅してからよく言われるのが、『とーさん、余計なことは言わないでいいんだからね』。

私なりに「オヤジギャグ」には注意しているんですがね。
コメント
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