夢うつつ♪つれづれ草子

書いて残しておきたい事が、たくさん出来ました(*^^*)
自分自身のための備忘録なんだけれど…いろいろ書きたいな♪

『All for One 』(1)

2017-09-11 00:39:15 | 宝塚観劇つれづれ

観てきました!!
スカッと爽快。
ここまでコメディだとは思わなかったので、幕間に友人と「なにこれ?面白ーい❣️」となり。

小池修一郎センセのオリジナルはどうなんでしょ?と思っていましたが、これは面白い 👏
手塚治虫先生の「リボンの騎士」へのリスペクトも感じられて、なかなかいい感じ 😄

以下、ネタバレしていますのでご注意ください m(_ _)m


三銃士とダルタニアンというと、一般的にはルイ13世の時代で、アンヌ王妃とバッキンガム公爵の恋バナとか、リシュリュー枢機卿の陰謀とかが関わってきます。
それを太陽王ルイ14世の17世紀半ばに時代を進めたことで、小池センセが何かやらかさないか?不安だったのですよ〜。
だって外部の『ロミジュリ』にメールとかフェイスブックとか登場させたお方ですから。
で、結論から申しますと〜
荒唐無稽だけど ❗️おもしろーい ❣️

そして、三銃士といったら忘れてはならないのは、
「みんなはひとりのために、ひとりはみんなのために❗️」です。
All for One, One for All.ですね。

タイトルの“ One ”は舞台を観た限りではルイ14世でしょうか?
プログラムの小池センセのご挨拶の中では、「出演者・スタッフみんなでこの作品のために!」
そして「出演者たちがみんなで月組のために!」とも取れますね 😄


まず、愛希れいかさんがいなければ、この作品は成立しなかったと思います。
ちゃぴちゃんは元男役さん。
かなり過去の事とはいえ、男役を経験した事でルイ14世に違和感がなかったです。
本棚の裏の隠し部屋に、女の子の鬘やドレスがあって、ときおり女の子に変身して……はサファイア姫ですね。
ルイとルイーズでちゃぴちゃんはセリフの声のトーンを変えていて、うまいなぁと思いました。
自分の心に嘘がつけなくなってくると、セリフのトーンも曖昧になってくるのですよね。
ダルタニアン(珠城りょうくん)との禁じられた恋の悲劇かと思いきや、うまい具合に密会の場面が何度かあって、「壁」がキーワード、ベルナルド(月城かなとくん)がここのコメディ担当になっていて、楽しい脚本です。
ちゃぴちゃんは宮廷服もドレスもどちらも可愛かったです。
そして “ 太陽王 ” の金色のあの衣装。
制作発表の時からインパクト大❗️で。
でも何度か映像で見てしまっているせいか、あまり違和感もなく、若い日のルイ14世ってこういう感じよね、と自然と思えてしまいました。

ダルタニアンは珠城りょうくん。
立場が人を造るというか、『グランドホテル』の時よりも、オーラや包容力が大きくなっていますね〜。
たまきちくんは長期トップさんだろうから、じわじわと人気が上がっていくのではないかな?
トップさんではあるけれど、四銃士の中でのダルタニアンの年下感とかも自然に出ていて、良いチームでしたね。
ちゃぴちゃんとのコンビもとても似合っていると思います。
いつまでも観ていたいコンビですがそうはいかないのでしょうね……
ダルタニアンは、クラッシュしたデニム地の衣装ですが、オーストリッチや蛇革も使ってあって、凝っています❗️(衣装は有村淳センセ。)
デュエットダンスの衣装はふたりとも紺だったのですが、凝ったデザインだとは思いますが、これだけはもう少し華やかな方が良かったかな?
剣を交える時の効果音が上手く入っていて迫力があって、たくさん稽古を重ねたのだろうなぁ。(壁のどーんも効果的でした 😂 )

アラミスは美弥るりかちゃん。
たまきちくんより上級生なのに、ちゃん付けしてしまいます💦
とはいえ、堂々とした2番手。
歌う場面も登場場面も多く華やか ✨
三銃士のアラミスはたいてい恋愛担当なので、アラミスにもそういうストーリーがあれば良かったかもしれませんが……今回は2枚目ながらコメディ担当でもありました。
フィナーレで美弥ちゃんが下手花道からセリ上がってくるのは、デジャブ。
本当に小池センセのフィナーレは、テンプレどおりです。
でもたまきちくんが捌けた後の男役ダンスのセンターで、カッコよく踊っていました。
美弥ちゃんをどこかでトップにしないと、もうファンが黙っていないよね。

ポルトスは暁千星ちゃん、ありちゃんです。
四銃士の中では下級生感がありありですが、こういう可愛いポルトスもいいですね 😄
反撃の巨人(笑)のモコモコの衣装?コスプレ?も可愛い。

四銃士のリーダー格のアトスに宇月颯くん。
『舞音』あたりから本公演での扱いが上がってきたようで、こういうしっかりした技術がある上級生が認められるのは嬉しいです。

いったんここまで。





コメント (4)    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 『“ D ”ramatic S !』(201... | トップ | 『All for One』(2) »
最新の画像もっと見る

4 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
ほんとですね (麻里子)
2017-09-17 19:51:06
桜さん、お久しぶりです☆
この月組公演は、文句なく楽しかったですね。
お衣装もおっしゃる通り凝っていて、見応えがありますし、ちゃんと豪華な雰囲気も出ていました。
テンポもよくて、あの効果音が迫力を出していて、すごくかっこよく見えました。
来年の「ポーの一族」に期待が高まります。
返信する
Re:ほんとですね ()
2017-09-18 00:08:59
麻里子さん
ご無沙汰しております。
コメントありがとうございます(⌒▽⌒)

『All for One』は、なんだかんだ言っても、小池センセは面白いものを作るなぁと感じました。
デニム生地の衣装も、観ていて全く違和感がないのですよね〜
プログラムで見るとすごく凝っていますし。
ありちゃんのあのモコモコの毛皮は、きりやんの野獣の衣装かな?

作品が良いと組全体のパワーも底上げされて、月組はますます楽しみですね!

『ポーの一族』はホントに楽しみ(^∇^)
どのような構成になるのでしょうね。
返信する
Unknown ()
2017-09-27 18:05:36
桜さま
こんにちは
観劇してから時が過ぎてしまいましたが
まだまだ余韻がすごいです。
リボンの騎士って、桜さんに言われて、はっと気が付きましたよ^^;遅すぎですよね。
ちゃぴちゃんが元男役さんだったからできたと、今日見た某経済新聞のコラムでも書かれてありました。
桜さん、流石、鋭いです!
返信する
Re:All for One ()
2017-09-29 23:41:07
翠さま
ありがとうございます。
楽しかったですよねー (*^◯^*)
あそこまでコメディとは思ってなかったから、1幕が終わったとき、思わず「面白いねー」と声が出てしまいましたものね。
「リボンの騎士」云々は、小池センセがプログラムのご挨拶で語っているのよ (^^;)
ちゃぴちゃんのルイは可愛いよね。
たまちゃぴのコンビはこれからも楽しみですね!
返信する

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

宝塚観劇つれづれ」カテゴリの最新記事