夢うつつ♪つれづれ草子

書いて残しておきたい事が、たくさん出来ました(*^^*)
自分自身のための備忘録なんだけれど…いろいろ書きたいな♪

『シャーロック・ホームズ2 ~ブラッディ・ゲーム~ 』

2015-05-19 07:54:03 | 宝塚歌劇以外の観劇つれづれ

もう、はるかに前としか思えないGW


池袋(イケブクロンドン と公式blogで呼んでいます)の 芸術劇場プレイハウス で 『シャーロック・ホームズ2 ~ブラッディ・ゲーム 』を観てきました。

主な出演者 (以下、敬称略します。)
橋本さとし 一路真輝 秋元才加 小西遼生 春風ひとみ まりゑ コング桑田 別所哲也 他

1888年のロンドン。 切り裂きジャック の事件が、人々を恐怖に陥れていた。 すでに5人の売春婦が惨たらしく殺され、人々は救いを求めて教会へ。そこでは盲目のマリア(秋元才加) と呼ばれる奇跡を起こす女性が話題になっていた。ホームズ(橋本さとし)は犯人を特定し、警察に逮捕させたが… 事件はおさまらなかった。そこで捜査に乗り出してきたのがクライブ・オーウェン警部(別所哲也)。

東京と福岡の公演は終了しましたが、大阪公演が控えているので、極力ネタバレは避けます。


まずは、ミュージカルなので、楽曲は…
韓国ミュージカルということもあり、曲調も旋律も独特。5人編成の生バンドの演奏(これはレベルが高かったです)で、violin と accordion がよく聴こえてくるので、ひたすらもの悲しい。
幕開きに、ずうっとソロではないにしても、16分間歌い続ける一路さん。気力体力が必要ですね
橋本さとしさんの歌はさすがぐいぐいぐいーっと観客を惹き付けます


このミュージカル…
救いようのないストーリーでした…

前回の、「アンダーソン家の秘密」も事件としては救いようのないものだったのですが…
前回は事件以外では、ホームズとワトソン(一路真輝)の関係がコミカルに描かれていたり、ちゃっかり者の憎めないキャラのレストレード警部(コング桑田)の登場が楽しかったり
何よりも、恋愛模様(双子をひとりで見事に演じ分けた浦井健治くん と 初々しい昆夏美ちゃん)が描かれ、事件が今回よりははるかに等身大でした。

今回の、「ブラッディ・ゲーム」は…
事件そのものも、事件の背景となる人間関係も、前回より複雑で、したがって、ホームズの推理も複雑で…それを描くのに手一杯な感じがしました

ホームズとワトソンは、探偵と助手の関係に終始し、レストレード警部は職務に忠実で…
ひたすら事件解決に向かっていました

私が観た回は、トークショーがあったのであまり引きずらずにすんだのですが…
終演後、かなりやりきれない気持ちになったのです。
謎がひとつずつ解けていく面白さはありましたが…それにばかり気をとられてしまったこと。
私にはほとんど耳馴染みのない韓国のメロディに言葉が乗っかっているので、表面的なことしかわからなかったこと。
そのようなことが原因でしょうか…
今回は1回限りの観劇でしたが、複数回観ると、感じかたが違ってくるのでしょうか?


同じような時代のロンドンを舞台にしたミュージカルに『ジキル&ハイド』があります。
『ジキハイ』も陰惨なストーリーといえばそうなのですが、観終わってもやりきれない気持ちにはなりませんでした。
“謎解き”がないので、登場人物の心理をちゃんと追っていけたからでしょうね。
来年の春の再演も1回は観たいな、と思っていますから


今回初参加のキャストさんたち。
秋元才加さん…歌が思っていたよりもはるかに上手かったですマリアの気持ちが今一つ伝わって来なくて…難しい役なのだろうな、と思いました。
小西遼生くん…手堅いきっちりとしたエドガーでした。
春風ひとみさん…あれでは、春風さんのむだづかいという気がしました
別所哲也さん…ミュージカルで拝見するのはおそらく初めまして大きな方ですね。特に、開いた手のひらが驚くほど大きい。(一路さんとの絡みで、一路さんがかなり小さく見えました。)場を拐う雰囲気がありますね。


事件が解決したあとに…ホームズに手紙が来ていて…それが、ルパンから、ということだったので、part3もあるということなのでしょうか?


劇場を出たら、西口広場はとても賑やかでした
パフォーマンスに人だかりが出来ていたり、なぜか「オクトーバー・フェスティバル」と銘打ったビール祭りが開かれていたり
平和なGWの夕方でした
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