6.ピアノ
「今年の抱負」と題する記事を毎年書いているのだが、ピアノの話題を書くのを忘れていた。
昨年を振り返ってみるとピアノ鑑賞の頻度はかなり減ってしまった。
マンドリン合奏の活動を始めたことにより、時間をなかなか捻出できなかったことが大きいが、それでも1回だけであるがコンサートに行った。
太田キシュ道子さんの帰国コンサートだ。
社会人マンドリンクラブに入ってもまない頃で、定期演奏会も間近であったのだが、1時間だけ早退させてもらってコンサート会場に向かった。
太田キシュ道子さんのコンサートは2回目だった。
1回目に初めて聴いたとき、その間近で聴く音が素晴らしく、ピアノの生の音がこんなに美しいものであることを初めて経験したのである。
30~40名くらいの収容人数の小ホールであったが、音響がとても良く、太田キシュ道子さんのいかにもピアノらしい音をすぐ側で聴けたことは今までに無い体験だった。
この時の感想を記事にしたが、半年くらい経った頃に、何とご本人から次回のコンサートも聴きにきてくださいとのコメントをいただいた。
1回目のコンサートを聴き終わったあとで、いつかまた帰国コンサートを開くのであればまた聴きに行きたいと思っていたが、まさか翌年に開催されるとは思っていなかったし、またご本人からコンサート情報を直接教えていただけるとは夢にも思っていなかった。
その2回目に聴く昨年のコンサートは6月末の日曜日だった。
マンドリン合奏練習の後だったのでギターを持って会場へいったのだが、会場の受付の女性(太田さんのご友人?)から、1昨年の帰国コンサートの記事を書いた本人が私であることを見破られてしまった。
(この場違いのギターを何とかしたかったのだが)
2回目のコンサートも素晴らしい演奏だったし、何よりもピアノの音が楽器から最大限に引き出されているのを聴いて感動した。
この音の引き出し方は、ギターにも大いに参考になる。
楽器の持つ性能、それは潜在能力も含めてだが、多くの奏者、とくに昨今の若い奏者は引き出し方が未熟だと感じる。
いい楽器であることも条件でもあるが、楽器からその楽器のもつ能力をもっと引き出すことに大きな関心をもつことが大切だと思う。
ギターで言えば、それを生涯に渡って求め続けたのがアンドレス・セゴビアだった。
ギターという楽器の持つ音の魅力を誰よりも知っていたし、ギターにしか出せない音がどんなものであるかも知っていた。
もしギターで均一なピアノ的な音を出すのを聴いたならば、ギターという楽器の魅力を感じられるであろうか。
ピアノではマリヤ・グリンベルクやクラウディオ・アラウやアルトゥーロ・ベネデッティ・ミケランジェリなど、録音で聴く巨匠の音は本当に素晴らしいし、生の音はもっと凄かったのだと思う。
今年も太田キシュ道子さんのコンサートが開催されれば是非聴きに行きたい。
マンドリン合奏の定期演奏会のある6月23日と重ならなければいいのだが。
またもし時間の都合が付けば、他のピアニストのコンサートも聴きに行きたい。
去年の7月から勤務先が東京都心になったので、残業が無い日でこれはというピアニストの演奏会がもしあるのならば足を運んでみようと思う。
やはりピアノの音は生の音、それも小さなホールで近くで聴いてみたい
あとはベートーヴェンのピアノソナタの聴き比べの再開。
ベートーヴェンのピアノソナタは私にとっては音楽の最高の教材だ。
このソナタの聴き比べで奏者の本当の実力を理解できるようになった。
クラシック音楽はその数が膨大で、領域も広いが、あれもこれも幅広く聴くよりも、自分の合う物をとことん聴いた方がいいと思う。
自分に合う物以外の領域の中で、素晴らしい音楽はたくさんあるだろうが、そのような音楽との出会いは偶然と運とにまかせてもいいのではないかと思っている。
「今年の抱負」と題する記事を毎年書いているのだが、ピアノの話題を書くのを忘れていた。
昨年を振り返ってみるとピアノ鑑賞の頻度はかなり減ってしまった。
マンドリン合奏の活動を始めたことにより、時間をなかなか捻出できなかったことが大きいが、それでも1回だけであるがコンサートに行った。
太田キシュ道子さんの帰国コンサートだ。
社会人マンドリンクラブに入ってもまない頃で、定期演奏会も間近であったのだが、1時間だけ早退させてもらってコンサート会場に向かった。
太田キシュ道子さんのコンサートは2回目だった。
1回目に初めて聴いたとき、その間近で聴く音が素晴らしく、ピアノの生の音がこんなに美しいものであることを初めて経験したのである。
30~40名くらいの収容人数の小ホールであったが、音響がとても良く、太田キシュ道子さんのいかにもピアノらしい音をすぐ側で聴けたことは今までに無い体験だった。
この時の感想を記事にしたが、半年くらい経った頃に、何とご本人から次回のコンサートも聴きにきてくださいとのコメントをいただいた。
1回目のコンサートを聴き終わったあとで、いつかまた帰国コンサートを開くのであればまた聴きに行きたいと思っていたが、まさか翌年に開催されるとは思っていなかったし、またご本人からコンサート情報を直接教えていただけるとは夢にも思っていなかった。
その2回目に聴く昨年のコンサートは6月末の日曜日だった。
マンドリン合奏練習の後だったのでギターを持って会場へいったのだが、会場の受付の女性(太田さんのご友人?)から、1昨年の帰国コンサートの記事を書いた本人が私であることを見破られてしまった。
(この場違いのギターを何とかしたかったのだが)
2回目のコンサートも素晴らしい演奏だったし、何よりもピアノの音が楽器から最大限に引き出されているのを聴いて感動した。
この音の引き出し方は、ギターにも大いに参考になる。
楽器の持つ性能、それは潜在能力も含めてだが、多くの奏者、とくに昨今の若い奏者は引き出し方が未熟だと感じる。
いい楽器であることも条件でもあるが、楽器からその楽器のもつ能力をもっと引き出すことに大きな関心をもつことが大切だと思う。
ギターで言えば、それを生涯に渡って求め続けたのがアンドレス・セゴビアだった。
ギターという楽器の持つ音の魅力を誰よりも知っていたし、ギターにしか出せない音がどんなものであるかも知っていた。
もしギターで均一なピアノ的な音を出すのを聴いたならば、ギターという楽器の魅力を感じられるであろうか。
ピアノではマリヤ・グリンベルクやクラウディオ・アラウやアルトゥーロ・ベネデッティ・ミケランジェリなど、録音で聴く巨匠の音は本当に素晴らしいし、生の音はもっと凄かったのだと思う。
今年も太田キシュ道子さんのコンサートが開催されれば是非聴きに行きたい。
マンドリン合奏の定期演奏会のある6月23日と重ならなければいいのだが。
またもし時間の都合が付けば、他のピアニストのコンサートも聴きに行きたい。
去年の7月から勤務先が東京都心になったので、残業が無い日でこれはというピアニストの演奏会がもしあるのならば足を運んでみようと思う。
やはりピアノの音は生の音、それも小さなホールで近くで聴いてみたい
あとはベートーヴェンのピアノソナタの聴き比べの再開。
ベートーヴェンのピアノソナタは私にとっては音楽の最高の教材だ。
このソナタの聴き比べで奏者の本当の実力を理解できるようになった。
クラシック音楽はその数が膨大で、領域も広いが、あれもこれも幅広く聴くよりも、自分の合う物をとことん聴いた方がいいと思う。
自分に合う物以外の領域の中で、素晴らしい音楽はたくさんあるだろうが、そのような音楽との出会いは偶然と運とにまかせてもいいのではないかと思っている。
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