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緑陽ギター日記

趣味のクラシック・ギターやピアノ、合唱曲を中心に思いついたことを書いていきます。

明日から小旅行

2021-09-19 22:31:14 | 旅行
今日は東京某町でマンドリンクラブの練習だった。
演奏会まであとわずかになってきた。
マンドリン合奏を再開して3年を過ぎたが、練習や演奏会の回数を重ねるごとに楽しく、面白くなってきている。
メンバーと話す機会も増えてきた。
これからもっと交流を持っていきたい。

なんでもっと早くに再会しなかったのだろう。
仕事が忙しかった、メンタルが苦しかったなどいろいろ言い訳はたつが、ほとんど情報源に触れる機会がなかったのも事実。
1990年代半ばに現代ギター誌のコンサートカレンダーで、鈴木静一の没後15周年だったかの演奏会の広告が掲載されていたのを見つけて、「これ聴いてみたいな」と思ったけど実現しなかった。
これがその当時に知るマンドリンオーケストラの演奏会の唯一の情報だったと記憶している。
もしこの演奏会に聴きに行っていたら、その時にマンドリン合奏の道に入る可能性はあったかもしれない。

まあそれはしょうがないとして、これからどんどん活動に力をいれていきたいという気持ちでいる。
さて、先日記事にしたが、明日からちょっとした小旅行に出かける。
仕事のことや何もかもわすれて身も心も指も休めてくるのだ。
日頃少ない睡眠もたっぷりととりたい。

水曜日が天気が崩れるようだ。雨はやだな。
最後に今日はこれを聴いて寝ることにしよう。

小さい秋みつけた。 演奏は1:22より。

堀江美都子 歌のお姉さん 1978年 『ちいさい秋みつけた』
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JR全線走破に向けた小旅行計画開始(2021)

2021-09-11 23:23:02 | 旅行
先ほどまで講習会で仲良くなった同年代の方と話し込んでしまった。
講習会は先月で私は終わりにしたが、交流はこれからも続きそうだ。
そしてしばらくしてから、次のステップに進むことを考えている。

今日、やっとワクチン接種の1回目を済ませた。
この年にしてこの時期なのだ(住んでいる町が遅すぎる)。

ファイザーを打っていただいたが、現在のところ注射した所が少し痛む程度だ。
明日発熱するかどうか分からない。明日はマンドリンクラブの練習だ。
まあ熱があっても行くでしょう。

今回の演奏の曲目の中に、最初は難しく、曲の全体像や細かい内容がなかなか見えてこなかった曲があって、しかも技巧的にも難しかったのであるが、練習を重ねていくごとに曲の全貌が見えてくると、ヴォルテージが右肩上がりに上がってきて、演奏していると体の中から熱量がたくさん放出されてきて汗だくになる曲がある。
だから発熱しても大丈夫なのだ。
さてこの曲とは何か。
それを知るには10月10日の演奏会に来ていただくしかない。

演奏会まであと1か月であるが、家では練習はちゃんとしています。
でも9月の下旬、18~26日は実は9連休なのだ。
この9連休に是非ともしたいことがある。
それは何かというと、JRローカル線の旅なのだ。
死ぬまでの間に、JR全線を走破したいという夢がある。
今までかなりの路線に乗ってきた。
こういうまとまった休みの時にできるだけ乗ってみたい。

昨年は、信州・上越方面、越後線、弥彦線、大糸線に乗った。
そのプロセスは5かいくらいの記事にまとめた。
今年はどこに行くか。

まだ完全に決めていないが、飯田線、武豊線、参宮線あたりを狙っている。








旅程表の作成はこれからだ。
宿はまた和室の安宿だな。

今回も旅行記を書くつもりだが、昨年と同様、寂寥感に満ちたものとなりそうだ。


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上越・信州小旅行記(11)

2020-11-14 00:44:30 | 旅行
(前回からの続き)

中土を過ぎた後からいねむりをしてしまった。
寝不足と疲れのせいだ。そして平岩、小滝、根知といった駅のエリアがこの路線の最大の見どころだ。
川伝いにトンネルをいくつか抜け、錆だらけのこげ茶色の鉄橋を渡り、渓流をジグザグに進んでいく。
このあたりから列車はスピードを緩め、所によっては思いっきり速度を落として石橋をたたいて渡るように慎重に通過する箇所もある。

ここでこの旅最大の失敗に気付く。
列車の一番前の席に座らなかったのである。
南小谷駅で後から乗車してきたじいさんが、先頭座席に座ったので、列車前面の窓から見える景色が遮られてしまったのだ。
これは大きな誤算だった。何故先頭座席に座らなかったのか。
幼い頃から強固に形成されてきた性格特性である、遠慮する、人目を気にする、恥ずかしいという傾向のためである。
まさか前方の窓に向かって身を乗り出しているこのじいさんが鉄道ファンだとは思いもしなかった。
じいさんの視界を遮って、前方の窓にしがみついて景色を見ることも出来たかもしれない。
しかし私にはそれが出来なかった。
私が克服すべき課題はそこなのである。しかし課題を認識しながらも、同じことを繰り返す。

いささか煮え切れない気持ちをかかえながら、とぎれとぎれ見えてくる景色を眺めていた。
終着駅である糸魚川駅に近づいた時、予定を変更してこの大糸線の南小谷~糸魚川間を逆方向に乗車してみようと思い立ち、時刻表を素早く開いて時刻を確認する。
糸魚川から引き返すルートに変更した場合、自宅に着くのは夜遅くになる。
出来ないことはない。
しかししばし考え、後日、もっと天気のいい日に改めて訪れることに決めた。
この選択は後で考えると正解だったと思う。
この大糸線の見どころは南小谷⇔糸魚川間だ。天候がいい日に乗車した方がもっと楽しめるはずだ。



糸魚川駅に降りてすぐ、ヒスイ物産館が駅校内にあったので行ってみた。
糸魚川はヒスイの産地らしい。カケラのような原石でも数千円の値段が付いていた。
高いものだと数万円~20万円くらいのものでさまざまだ。
糸魚川産に混じってごく僅かであったが、ミャンマー産の原石も売られていたが、これはずっと安い。

ヒスイの加工品や原石に混じって、ヤキ石(ヤクイシ)のぐいのみが、4,000円で売られていたので欲しくなって衝動買いしてしまった。



糸魚川で取れた石を加工したものだという。
これを衝動買いしてしまったので元々買うつもりだった日本酒は止めた。
この4,000円という値段は適正なのか。
ヤキ石を探す工数を1H。加工は機械による切削加工+手仕上げであろう。
材料費はゼロ円。
機械加工チャージ率を2,500円/H、機械加工時間を0.25Hとし、仕上げの二次加工工数を0.5H、機械の段取り工数を0.2H、賃率を3,500円/Hとすると、このぐいのみの原価は下記の試算となる。
(ヤキ石が探す時間は計算に入れなかった)

0.25H×2,500円/H+(0.5H+0.2H)×3,500円/H=3,075円
販売費等の経費と利益合わせて25%だとすると、
3,075円÷0.75=4,100円
まあ、4,000円という値段はそんなにふっかけた金額でもないか。
大量生産でなく、1品ものだから値段は現実的なのかもしれない。

昼飯は昨日松本駅で買ったパンの残りとコンビニで買ったおにぎりで済ませた。
4,000円のぐいのみを衝動買いしたからにはぜいたくは出来ない。

糸魚川駅周辺は何もない。日本海が近くに見えた。







雨も降っていたので外には出ず、駅構内の待合室で時間を潰す。
14時46分発のはくたか56号に乗り、この2泊3日の小旅行は終止符を打たれた。

<旅を終えて>

今回はローカル線の旅を目的とした。
観光地など、人出の多いにぎやかな所は避け、静かで素朴な所に行きたかった。
鉄道に揺られながら、また静かな質素な旅館でテレビもつけずに佇みながら、自分のことを振りかえってみる時間はありあまるほど持つことができた。
この記事を読んで孤独感や寂寥感を感じる人がいるかもしれないが、自分ではそのような感情は殆ど感じなかった。慣れたせいもあるのかもしれないし、自分に受け入れられているのかもしれない。
もし普段の日常で、自分のことを振り返ってみる時間を持てないとか、家族などの人間関係に疲れたとか、そのようなことになっている方がいるのであれば、このような旅をしてみるのもいいのではないか。
ローカル線の旅で得られるものは必ずしも鉄道目的だけではないはずだ。

【追記202011141307】
計算式訂正。
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上越・信州小旅行記(10)

2020-11-07 23:39:56 | 旅行
社会人マンドリンクラブの定期演奏会が来年の秋に延期されたが、全体練習は既に始まっている。
講習会と重なったため、まだ参加できていないが、そろそろやばいなと思って、新たに差し替えとなった曲の譜面を印刷して弾いてみた。
イタリア人の曲は学生時代に弾いたことのある曲だが、日本人、それも若い世代の作曲家の曲のギターパートは結構難しい。
明日の朝、Youtubeで聴いてみようと思うが、なんか軽そうな曲だな。

今日の講習がらみのワークがあったが、時間がなかなか取れない。

(前回からの続き)

11時25分、南小谷駅に到着。



大糸線はここで電化区間が終る。ここから先はディーゼル列車となる。
乗り換えのために40分程の待ち合わせになるので、下車することにした。
南小谷駅周辺には、土産物屋兼雑貨屋1件があるのみで他に店らしきものはない。
乗り換えのためのバスと連結しているので、観光地などへの中継地としての駅なのかもしれない。

1件しかない小さな土産物屋兼雑貨屋に入ってみたが、買いたいと思う様なものは売っておらず、何も買わずに店を出た。
12時7分発の糸魚川行きの列車は1両編成のディーゼルのワンマンカー。



気温が下がっているせいか、車内は暖房が入っていた。雨がおさまる気配はない。
天気予報だと雨のちくもりなので、午後からこの強い雨もやんでくれるのであろうか。

特急あずさ5号南小谷行きが反対側のホームに入ってきた。8両編成なのに乗客は10数名といったところか。
これでは大赤字だろうに。
ディーゼルのワンマンカーは空いていた。南小谷駅を出ると左手に川を見ながら走行する。
川沿いに道路が走っているが、車が通っているのが見えない。こういう道路を車で走ってみたいな。
中土を過ぎると今度は右手に川、その後左手にに戻る。川をジグザグに走っているのであろうか。

(もう眠いのでこの続きは後日)



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上越・信州小旅行記(その9)

2020-11-03 19:59:15 | 旅行
今日も講習。
ZOOMやLINEといった手段のおかげで、自宅に居ながらにして指導を受けられるのである。
9月下旬に行った上越・信州方面ローカル線乗車小旅行記もなかなか終止符を打つことができない。

(前回からの続き)

9月25日(金)
夜中の2時頃、目が覚める。
大量の汗をかいている。
部屋の中は特段暑いわけではないので体調のせいなのか、あるいは過去のトラウマのせいなのか。
その後何度も目が覚めてしまった。神経が高ぶっているようだ。
結局5時半に寝床を出た。

朝食は昨日松本駅そばのパン屋で買ったパンだ。1個余った。どこかで食べよう。
昨日宿に着いてからあらかじめバス停で調べておいたバスの時刻、7時2分発の松本駅行きのバスに乗る。
宿を出た時は雨が降っていなかったが、バスがバス停に到着する直前に本降りとなった。
今日は大雨になるという。嫌だな~。

松本駅まで約20分。今日のルートは大糸線だ。この大糸線で今回のローカル線小旅行は終わりとなる。
松本駅の発車時刻7時48分まで少し時間があるので待合室で缶コーヒーを飲んで時間を潰す。
改札で駅員に大糸線がスイカで乗れるか聞いてみたら切符でないと乗れないとのこと。
仕方なく自動販売機で信濃大町まで680円の切符を買った。
松本駅で乗った大糸線は電車3両、単線であるがローカル線という感じはしない。





驚いたのは運転士も車掌も女性だったことだ。
初日に吉田から柏崎までに乗った列車も同じく運転士も車掌も女性だった。
もう昔と違って鉄道は男の職場では完全になくなったのだ。
地方の路線は女性職員の比率が高いのかもしれない。

乗客は通学の高校生が殆ど。南豊科という駅で私服の高校生が大量に降りた。
そして穂高駅でも別の高校の生徒たちが大量に降りた。
車内は一気に空く。
信濃松川駅からの1両目の乗客は私一人のみとなった。
景色は住宅地と田園が混在しているという感じだ。
「穂高」で思い出すのは、会社に入って間もない頃、会社の山岳部の人や取引先の方と登ったのが「奥穂高岳」だった。人生初の本格登山だった。

9時前に信濃大町駅に着く。ここで下車だ。
外はどしゃぶりの雨。
駅に置いてあった観光案内地図で「いいずら物産館」というところがあったのでそこに行ってみることにした。
この時、この駅で下車した一人旅風の女性の姿が目に入った。
観光案内板を見ていたから旅行なのだろう。
善光寺でも一人見かけたが、このような若い(と言っても30は過ぎていたと思われるが)女性の一人旅の方を見ていると、直感で孤独感を感じる。
真面目であるが、人を寄せ付けないというか、人に対し閉ざしているというのか、そういう雰囲気が伝わってくる。
勘繰りすぎだとは思うが、自分も長い間そうだったから直感でそのように感じるのかもしれない。
目を見ると一層分かる。
愛情に恵まれなかった方特有の、愛に飢えたさびしそうな目をしている。
こういう方には一人旅もいいけど、何よりも暖かいものが必要なのだ。

10分ほどアーケードの歩道を歩いていくと物産店が見つかったが、9時半からの営業。
まだ30分程ある。
雨よけのアーケードはここで途切れていたので、どしゃぶりの中を歩く。
地図には山岳博物館が載っていたので、その方角に向かう。
先ほどの一人旅風女性の姿が見えた。
歩いても歩いても山岳博物館は見えてこない。
大雨でズボンがびしょ濡れだ。
やむなく先ほどの物産店に引き返す。
店前のベンチで時間を潰す。
9時半ちょっと前に店に入る。
まず日本酒が目に入った。
銘柄を物色する。
店の店員(女性)はあまり日本酒に詳しくないようだ。
上手いかどうか分からないが、「黒部」という日本酒を買うことにした。荷物が増えた。
重い荷物にどしゃぶり。まあいいか。
「黒部」のぐいのみが売っていたが(この店限定?)、買うのはやめた。
(弥彦産のぐいのみをすでに買っていたので)

信濃大町駅に戻り、10時26分発の南小谷(みなみおたり)行き電車3両編成、ワンマンカーに乗る。
単線、ローカル線ではあるが、超ローカルという感じではない。
この路線は「信濃」または「安積」という名の付く駅が多い。
車窓から山々が見えるが、日本アルプスなのか、雨のため霧がかかっていて良く見えない。
しばらくして銀鬼岳登山口という標識が見えた。
銀鬼岳登山口の降車駅で行き違い列車待ち合わせのため4分停車。そこからは果樹園が点在する景色に変わる。
白馬駅から勾配は下りに変わる。
ゆるやかな山を越えてきたということか。速度はゆっくりだ。ローカル線らしい。
白馬と言えば、昔会社の山岳部に入っていたときに登った山だ。
この時は夜行バスで行ったが、登山道の途中に大雪渓(日本酒ではない)があり、登山靴にアイゼン?という金属の爪が付いた器具を着けなければならなかった。
この駅から白馬岳というイメージは全然伝わってこない。
この駅から白馬岳に登る人はいるのか。
白馬駅からはペンションも点在する。
スキー場もいくつかあるが、つぶれてしまっているような小さなスキー場もあった。
北上するにつれ、気温が下がってきているように感じる。
持ってきたトレーナーを着るかどうか迷う(ジャンパーは既に着ていたが)。
白馬大池を過ぎると進行方向右側に渓流見えてきた。

(この続きは次回)
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