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世界の中心で吉熊が叫ぶ

体長15センチの「吉熊くん」と同居する独身OLの日常生活

演歌歌手・熊懐亮子 デビュー

2011年03月22日 | Weblog
社長から仕事を依頼されて、朝からずっとその仕事に付きっきりだった。
進捗状況を吉熊上司に確認していただきながら、ちょっとずつ進めた。
忘れっぽいので、指示をいただく際には、かならずメモを取るのだが、指が悴んでしまい字が汚すぎてワケワカメ。

社内は節電で相変わらず寒く、今日は指だけではなく足の感覚も失った。
脹ら脛などを叩いたり揉んだりして血行を促進させながら仕事を進めた。

たまに余震。
でも震度3ぐらいでは、もう誰も驚かない。

そんなこんなで黙々と仕事をしていたら、あっという間に一日が過ぎ去っていた。

無料券があったので、帰りに一人カラオケをしてきた♪
ジャイアンの如く熱唱。
一人カラオケでは、他人とのカラオケで歌わない曲をチョイスしがち。
歌っていて一番気持ちいいのは演歌。
香西かおりの「無言坂」とか最高。
あと今の時期ならば小林幸子の「恋桜」も良い。

演歌を歌っているときは、演歌歌手「熊懐亮子(くまだき りょうこ)」として歌ってるから、自分。
日本の心、魂で歌ってっから。
半目で。鼻の穴をフガフガさせて…(誰にも見せられない…)。





あ~、すっきりした。


喫煙所仲間の先輩から画像をいただいた。
自宅で飼っている猫にゃんだそうな。
可愛いにゃん。頭に何かを乗せられているのに気づいていないっぽい。和む。



明日も頑張ろう。
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枝ろう!!

2011年03月21日 | Weblog
実家二日目。雨女の私。実家に帰ると大概雨が降る。今朝もしとしと。
お彼岸なので祖父母が眠るお墓にお参りに行く。
母は放射能を気にしてニットの帽子を被っていた。
「あなたはこれを着なさいね」
と雨ガッパを渡されたが、断った。
「気にしすぎだよ、ママ」
と私が笑いながら言うと、母は
「子を守るのが親の勤めなんだよ」
とまじめに言う。

…こんな子ですまぬ。
完全にハズレだったね…。

あの地震で我が家の墓石が少しズレたらしい。仏様もあの揺れじゃ驚いたんじゃないだろうか。
線香をあげて手を合わせながら、「守ってくれてありがとう」と祖父母に感謝した。

近場のガソリンスタンドはどこも長蛇の列ができていた。地元の友達の嘆きは本当だったと実感。
夕方、FKDインターパークへ家族と行ったのだがあまりの空きっぷりに驚いた。店内も薄暗く、とてもじゃないが買い物という気分にはなれない。本当はパンプスが欲しかったのだけれども。

食料売場で母ヨーコたんに救援物資を買ってもらった。東京よりも品物が豊富に置いてあり、お一人様3つまでのカップラーメンを見たときは小躍りしそうだった。他にバナナやお菓子も買ってもらった。どれも東京では入手困難なレアアイテムだ。




帰宅し、茶の間で炬燵に入り、ぬくぬく。
母ヨーコたんは編み物が大変得意だ。
こんな暗号みたいな図を見て何かを数え、頷きながら編み棒を動かしている。不可解な行動である。



「いいんだよ、ヨーコママ!僕にセーターなんて編んでくれなくても」
と、勝手に恐縮する吉熊を母は華麗にスルー。
ターバン吉熊。



ガストで食事をし、いつもより早い電車で東京に帰る。


雀宮駅が立派になっていた。




明日からも、早朝に起きて電車の運行状況を確認する毎日が続く。
職場で計画停電もあるだろう。
様々なことを考えると萎えるのだが仕方がない。
やることをやり、頑張ろう。

そう言えば、頑張ることを「枝る」というらしい。
(そして彼は私と同郷)

Twitter発の新語が誕生! 枝野長官から派生した「枝る」って何?


東北地方太平洋沖地震以降、その働きぶりがしばしば話題になる枝野幸男官房長官。1日に何度も記者会見を行い、不眠不休で働く姿が日本国内のみならず海外でも高く評価されています。
コミュニケーション・サイトTwitterでは、そんな枝野長官の頑張りから新たな言葉が誕生しました。名前1文字を拝借した「枝る」という動詞で、寝る間も惜しんで働くことを意味するのだとか。また、上司に恵まれず必要以上の努力を強いられている場合にも適用できるそう。
例えば、次のような使い方が考えられるのではないでしょうか。
「昨日の夜はちょっと枝りすぎたな~。2時間しか寝てないよ」
「最近、あなたすごく枝ってるわね。どうしたの?」
「うちの会社の上司が最悪でさ、もう枝るしかないよ」
「どれぐらい枝れば、自分の理想に近づけるのだろう」
「枝るのもいいが、たまには息抜きをしたらどうだい?」
「#edano_nero(枝野、寝ろ)」などのハッシュタグも登場するほど、インターネットユーザーらに心配されている枝野長官。まだまだゆっくり休めそうにありませんが、「枝りすぎ」ないように気を付けて欲しいものです。


パワーチャージ完了!!
新しい一週間も枝ろう!!

救援物資

2011年03月21日 | Weblog
東京の店頭ではとんと見ることがなくなったもののひとつに、トイレットペーパーやティッシュとった紙類が挙げられる。
スーパーやドラッグストア、コンビニエンスストアにさえもない。
母ヨーコたんにその旨を伝えたら、
「家にあるのを持っていきなはれ」
と、快く差し出してくれた。
ありがたい。
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帰省

2011年03月21日 | Weblog
宇都宮の実家に帰省。
この連休は帰るつもりはなかったのだが、母ヨーコたんに「帰ってきても良いんだよ」と言われて急遽帰ることにした。
食卓には、私の大好物の正嗣の餃子が並んでいて、嬉しかった。
混ぜご飯も美味しくてモリモリ食べていたらヨーコたんが「食べなね」と、自分の分を私の皿に分けてくれた。
食後、お腹いっぱいになったクマパパは、茶の間でクマのように寝ていた。「食べたあとにすぐに寝ると牛さんになっちゃうよ」と、かつて子供たちを教育していたクマパパも今やこんなふうになってしまった。牛を超越し、クマさんに…。
何でもないこんな日常が今はいとおしくてならない。

家に帰る前、中学時代からの親友あやみちゃん宅にお土産を届けに行った。
東京を発つ前に、mixiのつぶやきで彼女が甘いものを欲しているのを知り、駅前のスイーツ店でお土産を購入した。急いでいたので、ほんのちょっぴり。申し訳ない。

あやみちゃん宅の立派なことといったら!
広い玄関からリビングまでが、劇的ビフォーアフターの匠の技っぽかった。
何ということでしょう!二人のお嬢さんたちも美人さんに成長しているではないか。
長女さんなんて私をクマのお姉さんだと認識していてくれて、
「クマー!」
と言っていた。嬉しかった。

お土産を渡しに行ったのに、逆に鮭をいただいてしまった。
海老で鯛を釣ってしまった。気を遣わせてしまい、すまんそ。
中学の卒業旅行で彼女とは東武動物公園に行った。あれからちょうど18年。各々の環境は変われども、でも絶対に変わらないものってある。
あやみちゃんや学生時代の他の友達と会うといつもそう思う。
大切な宝物だ。
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ロマンスの神様

2011年03月20日 | Weblog
合コン出席。
こんな時期にアレなのだが、前々から決まっていたことだったので決行。

主催者は職場の殿方。
その友達3名と、女性陣は他部署のO主任と私と妹。
場所は川が流れる某居酒屋。
久々に緊張した。
ロマンスの神様は降臨するのか…!?




おお、キタ。
殿方。
草食系とは聞いていたのだが、本当、草しか食っていないんじゃねーの?っていう感じ。

乾杯の後、自己紹介。
「株式会社●●の総務部に所属している○○です。歳は33歳です。趣味はクマです」
といった風に。
これぞ合コン!

その後、散々飲み食いして談笑。
ダチョウのステーキとか初めて食べた。超美味しかった。


妹がイイ味を出していた。
あの子はいつも周囲を盛り上げるのが上手い。

O主任も元祖女子モードで殿方とおしゃべりしていた。
大変盛り上がった。
こんなに盛り上がった合コンは初めてかもしれない。

「もしも大好きな彼氏が指を骨折したら、私は嬉々として風呂掃除をします!」
と得意げに言ったら
「それは当り前だよ」
と言われた。
普段から嬉々としてやるのが当たり前なんだそうな。
そんなもんなんだろうか。
面倒くせー。
・・・だったら、本当、独りでいいや。


カップリングは無し。
これも合コンの定説。

次回は肉食系男子との合コンが開催される模様。
私、偏食系だからな…。
「眼鏡、さらさらした前髪(7:3分け)、子供嫌い(無精子症もしくはパイプカット手術していたら尚良し)、喫煙者、結婚願望がない」という必要条件が満たされないとハートが動かないんだよね…。
あと、「自立した男女が会いたいときに会う」というスタンスに賛同できる殿方きぼん。
たまに公園デートや動物園デートができればそれでいい。
同じ花を見て、
「綺麗ですね」
と笑っていられるような(妄想)。
そして、一人旅とかクマとかの私の趣味に支障がない安全パイは…いないんだよね、これがまた。
ごくたまにそんな逸材と遭遇し、
「おお!キター!私は砂漠で一粒の宝石を見つけたんだ!」
と思っても、先方は私を好きになってくれない。

別にいいんだけれども。

って、自分、草食系かな。
ダチョウの肉は食べるけれども。


どうなることやら。

広瀬香美 ** ロマンスの神様


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あれから一週間

2011年03月18日 | Weblog
仕事中に会社が計画停電による停電になった。
昨日から当社ではエアコンを19℃設定にしている。
今日の停電中は、もっと寒く、コートやマフラーを羽織ながら仕事をする人が続出だった。
私も膝掛けをして防寒に努めた。
女子の中には体調を崩してしまう者もいた。
苛酷である。
しかし被災地ではもっと苛酷な生活を強いじられている。
皆、それを分かっているので文句を言う人は誰もいない。

停電中はパソコンの使用が不可能なためアナログ的な仕事をした。
伝票の整理など。悴む手を擦り合わせながらの作業である。

夕方5時。
いよいよ電卓の数字が見辛くなる頃。
印鑑をもらいに下のフロアに行った。
私の部署よりも真っ暗で驚いた。
懐中電灯を片手に仕事をしている人々の顔は、一様にのっぺらぼうに見える。
印鑑を押してくれた偉い人はきっと何の書類だか分からずに捺印してくれたと思われ。

定時10分前。
日没。
互いの姿がシルエットとして認識される。
ロマンチックだね、なんて囁きあった。
そんな中、●●●ィ~(部長)だけは外の光を頼りに本を読んでいた。
リアル蛍雪…!あのぐらいの知的好奇心や向上心がないと駄目なんだよな、きっと。

定時。
ぞろぞろと一斉退社。
駅までの道のりの様子がいつもと違う。
信号の点滅もビルの明かりもない。
藍色の空は僅かに光を宿していて、高く澄んでいた。

地震の影響に翻弄された一週間。
明日はゆっくり休もう。


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【凄過ぎワロタw】米軍、無人偵察機「グローバルホーク」で原発内部の撮影へ

2011年03月17日 | Weblog
心に残ったスレッド。
【凄過ぎワロタw】米軍、無人偵察機「グローバルホーク」で原発内部の撮影へ
http://news020.blog13.fc2.com/blog-entry-1359.html

最初、爆笑しながら読んでいたのだが、次第に泣きそうになってしまった。
ありがたや~。

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松屋でハピネス

2011年03月17日 | Weblog
心療内科デー。

夕方、「大規模停電が実施されるかもしれない」と社内が騒然となった。
電車が停まるかも…?ということは、心療内科に行けないではないか!とパニクくる。
睡眠導入剤マイスリーはあと2シートほどの在庫があるが、抗うつ剤パキシルはあまりない。パキシルを飲まないと、焦燥感や苛々が酷い。自分にとって、一番切らしてはいけない薬だ。一番恐れている事態が起こってしまったと夕方からは気が気ではなかった。

駅は早めに帰る人でごった返していた。幸運にも電車は動いていて、私は無事、心療内科に到着できた。
今日の待ち時間は1時間。早い。恐らく、予約を入れていたが間に合わなかった人が多いのではないだろうか。

クマ医師はまず今回の地震について訊いてきた。
話せば長くなる。割愛。
続いて、私は不眠を訴えた。ただ在庫があるのでマイスリーの増加処方は次回考えましょうとのこと。

昨日、正式に発令された当社のお触れ。
地震による電車遅延での遅刻は認めない(残業代から引かれる。もしくは有給休暇扱い)。
それが怖くて、毎朝5時に起きてネットで電車の運行状況を確認している。体質的に二度寝はできないのでここずっと寝不足でぼんやりしている。

頭では理解している。
ノーワーク・ノーペイの原則を。

でも辛い。辛いんだ…。
こんなこと、他人に吐き出せない。
診察室の中心で思いの丈を囁いた。
話を聞いてもらえて、すっきりした。

「まずはできることをしましょう。自分にできることをすればいいんです。電車は止まるときは止まるんです…。」
と言われた。
非常にシンプルな助言である。
気持ちが楽になった。
地震による生活の変化によって、この心療内科に通院する他の患者さんもきっと苦労しているのだろう。


作家・嶽本野ばら先生の日記で、松屋が営業していることを知り、今日は松屋へ行こうと思った。
野ばら先生の日記に私は涙が出そうになった。


誰かの、肉親でもいい、ペットでもいい・・
役に微力でもたてるのなら
生きている意味がある。

これから暫くはストレスが大きな障壁となる。
でも、それも一人でなければ
乗り越えることは可能だろう。

少しだけれど、寄付をした。
やれることなんて殆どないから。

もう少しだけ我慢をしよう。


どうか、踏ん張ってくださいm(__)m。
貴方の強さを信じます。






久々に嶽本野ばら先生の文体を浴びたくなって、昨夜から「ハピネス」を読み返している。
「私ね、後、一週間で死んじゃうの」
突然ロリータに転身した「彼女」の言葉に戸惑いつつも、残された7日間を彼女と共に大切に生きる高校生の「僕」の話。
大好きな作品だ。

作中、女の子が言う。
「人間、死ぬことに意味はないけれど、生きていることには意味があるんだよ」
先日の野ばら先生の日記の内容とリンクしている。
読みながら、改めて自分の生きている意味を考えた。

自分の生きている意味を考えつつ、明日も頑張ろう。
ハピネスを信じて。
私、踏ん張っから!!


とりあえず、松屋のキムチカルビ丼は大変美味しかった。
幸せ。
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頂点に達した

2011年03月16日 | Weblog
「いい加減にしろよ!地震のバカ!!!!!!!!!!」
…そう怒鳴っていた。
昨夜の大きい地震。
その僅かな初期微動継続時間に、私の地震への憎しみや苛立ちは頂点に達した。
次の瞬間。
ぐらっぐらぐら…!

職場でも、疲労が蓄積しているせいか、余震に怯えつつも地震への苛立ちを露わにしている人が多い。
誰も怨めない、はけ口がないので、鬱憤は溜まる一方だ。



今朝も早くから大地が揺れた。
再び眠ることもできず、起きて、身支度。
この地震で弁当屋の営業状況があてにならないので、会社に行く前にコンビニでおにぎりやパンを購入するのが最近の日課になっている。
地震後、初めてパンを見たときは感動した。
なんだかひどく懐かしいものを見たような不思議な気分になった。
一週間前は気にも止めなかった菓子パンやサンドイッチが棚の上で神々しく輝いて見えた。
今日のお昼ごはんは、オニギリ2個と玉子スープ。
いつもより少な目だが、空腹を感じられないぐらい忙しかった。

2月の経費分析がまだ終わっていない。
分析した数字で資料を作る後輩男子タイスケくんに早くしてくださいと言われている。

夕方、力尽きそうになるが、定時後の一服で復活。
ヤニ臭を漂わせ、机に着くなり、
「待っている人がいるんだー!」
と、「海猿」みたいなことを呟き、周囲の失笑をかう。


母ヨーコたんからのメールで、実家が「停電なう」な状態だということを知る。
私の住む地域は計画停電がないのでまだ良いのかもしれない。

明かり、食べ物…普段、当たり前だと感じているものが、ありがたいものへと変貌を遂げた。
非常事態だからといって良い子ぶるわけはないが、本当にそう思う。


頑張っているっぽい自分にご褒美。
ファーファのエアーフレッシュナー(オリエンタルウッディの香り)
嗚呼、なんて可愛いんだろう~。


明日も頑張れそうだ。


ファーファムービーvol.2


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痛み

2011年03月16日 | Weblog
歯医者デー。

右下の縁下歯石除去。真田広之似の真田先生に麻酔を打たれ、歯科衛生士さんに針で歯肉に隠れている歯石を除去してもらう。
今日は個室に通され、いつもの歯科衛生士さんとは違った子にお世話になった。
個室ということもあり、ぶっちゃけトーク炸裂。
私の歯石を取りながら、彼女の身の上話を聞く。
その都度、
「ぐぁ…おうあんれうあ(うわあ…そうなんですか)」
と相づちを打つ私。

もうね、「ザ・ノンフェクション」を凝縮したかのような彼女の話に、私は魂消た。
頭の中であのテーマソングが巡回した。
開いた口が塞がらなかった。…状況的にっつーのもあるんだが。


病的なギャンブラーの父と質素な母が離婚。
父の借金を負いたくなかったので母の方に付く。
その際、裁判所のおじさんに「君のお父さんは最低だな」と言われてショックを受けた。
彼女自身重々承知のこと。でも他人に言われて悲しかったそうな。
母に迷惑をかけまいと、単身で上京。
一回りも年上の男性と同棲したが、別れ話をした翌日、彼は家具共々消えた…。

「もう男なんて信じませんよー!わっはっは!一人最高!一人やっほー!風呂上がりの真っ裸はやめられませんよね~」
と豪快に笑っていた。
彼女は私よりも5つも年下で別嬪である。
逞しいなと思った。
しかし、その笑顔の裏で、彼女がたくさん泣いたと推測するのは容易である。

もうちょっと語りたかったのだが、タイムオーバー。
血まみれのガーゼの上。
取れたて縁下歯石は、ヘソのゴマのようだった。
これを除去すると歯肉が元気になるらしい。

15分後、麻酔が切れ、歯肉が疼きはじめた。
もらったロキソニン投入。
10分後、痛みがなくなった。

心に負った彼女の痛みも、いつか癒えますように。


画像は、歯医者さんの待合室にある絵。
渡辺宏の「空からのおくりもの」


スターライト★ラブリーベア亮子

2011年03月15日 | Weblog
いつもより1時間半早く出勤。
溜まった仕事を片付けていたら、●●●ィ~(部長)に、地震の件で仕事をいただいた。
計画停電が終わるまで私のルーチンになるっぽい。
しかし、…わかんねーよ、停電になるかならないかだなんて。予言者じゃないんだからさ。見事当て続けられたら、会社辞めて占い師になろうかしら。「スターライト★ラブリーベア亮子」という名前で。雑誌「an・an」の巻末にコーナーとか持っちゃったりして。「ラッキーアイテム 熊手」ってか。


そうこうしているうちに、机の上は書類や制服で埋め尽くされた。
社内で一番、耐震強度的に問題がある地域かもしれぬ。

忙しい時に限って社長が稟議書にサインなんかしちゃうもんだから、えらいこっちゃ…!
しかも四季報が販売されているし、日経平均株価は4桁の下落!リーマンショック以来の下げ。

私の中は、一揆とリオのカーニバルが一気に開催されたかのようになってしまった。

夕方、稟議書の写しを各部の起案者たちに渡しに行く。
下のフロアにいる先輩姐さんと地震について少し語らった。
地震が起きた日、彼女は店舗からの電話対応に追われていたそうだ。
残業を終えた彼女は、電車が止まったのでお兄ちゃんに車で迎えにきてもらったとのこと(彼女は実家住まいの独身)。
「亮子ちゃんもさっさと誰かと乗り合いして帰っていったんだと思っていた。まさか一人ぽっちで有楽町をさ迷っていただなんて…ううっ」
驚いたことに彼女は泣くんである!

なんでも、自分一人で安穏と帰宅してしまったことを彼女は申し訳なく思っているらしい。
彼女曰く、地震後の有楽町を一人でさ迷うだなんて自分には無理だとのこと。
ついでに尾道や京都、ニューヨークを一人でぷらぷらしてしまう亮子さんはちょっとした変態力を兼ね備えているんじゃね?なんだそうな。

はっきり言って、地震の日、ラーメンを食べたあとの私は自分のことしか考えていなかった。
どうしたら帰れるのか。自宅まで歩けるのか?否か?と。
旅先でも同じである。あまり他人のことは気にしない。いかにアクシデントを避け、いかに旅を楽しもうかということで頭がいっぱいになってしまう。


「あの日の状況ではなかなか他の人のことまで考えられませんよ。気になさらないでください。私、逞しいので」
と言った。

いやー、びっくりした。
アラフォー先輩を泣かせてしまった…。

でも、なんだか嬉しかった。
こんなにまで心配してくれる人がいてありがたいと感じた。
私は意外と愛されているのかもしれない。


そんな姐さんから1日遅れのホワイトデーのプレゼントをいただいた。
愛らしいクマさん(名前はリンちゃん)、チョコ、メッセージ。




そして、吉熊上司からクマの栞をいただいた!
使いやすいし、可愛い。
家から勝手に持ってきてしまったらしい。
奥さんに怒られないだろうか。心配。
一生大切にする。



明日以降、計画停電での電車の遅延による遅刻は、遅刻扱いになるらしい。
明日も早起きをし、ネットで電車の運行状況を確認して行動しなければ…。
次回の心療内科ではマイスリーを増やしてもらおう。とてもじゃないが、体が持たない。

でも、頑張れそうな気がする。
ちゃんと見守ってくれている人がいるって判明したから。

また、東北の惨事を考えれば屁でもない。
大和魂炸裂。

スターライト★ラブリーベア亮子が占うラッキーソングは、「にんげんっていいな」


にんげんっていいな

結局のところ

2011年03月15日 | Weblog
これに頼ってしまう。

ファイト、一発!
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何度寝返りを打っても

2011年03月15日 | Weblog
起きてしまった。
昨夜は睡眠導入剤マイスリー5ミリ×2を飲んで寝床に入ったのだが、あまり眠れなかった。
薬が効いている間は眠れるんだが、切れるとすぐに起きてしまう。

何度寝返りを打っても、原発の燃料棒の露出、電車の運行状況が気になる。
余震も多い。
携帯でその都度震源地を調べる。

「もう!」
となって、思い切って起床。

これから仕事に行く準備をしよう。
地震後、初出社。

相棒・吉熊をお守りに連れて行こう。
8年間、ずっと私を守ってくれた彼ならば、今回もきっと私を災難から救ってすれるはず。
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自宅待機

2011年03月14日 | Weblog
朝、吉熊上司から電話をいただく。
自宅待機しててとのこと。
どうやら電車が動いていないらしい。
昨日の時点では大丈夫っぽかったのに。
某部署の姐さんのところには誰(上司)からも連絡が来なかったらしく、大層ご立腹していた。

起きてからずっとずっとネットに貼りついていた。
各社の開示と株板の凝視。
日経平均株価は前場開始直後に一万円を割った。

そして金曜日の報告書を作成。
できることをしようと思った。

テレビからの情報をチェック。
私の住む地域は停電を免れているらしい。

余震が多発。
緊急時新速報のアラームを聞く度に身が縮む。
怖いと思う。
今度こそもう終わりだと毎回思う。
不安になると母・ヨーコたんに電話。


夕方。
吉熊上司から、
「明日、どうやって出社するか考えましょう。この際だから自転車、買う?買っちゃいましょうよ!」
とメールが来た。
自転車店販売員と化していた。

うちから会社まで、自転車で行けなくもない。
しかし川を越えるので少し躊躇う。
運動音痴で、昔、吉熊上司に借りた自転車を壁に激突させ、ベルを大破したこととか今になって悪夢のように思い出す。
しかし上司の命令に背くことはできず、自転車を買おうかとショッピングセンターに見に行く。
…私が欲するような商品は既に売ってはいなかった。
一輪車と子供用の自転車、あと10万円の自転車のみが売っていた。
諦めた。

スーパーでは相変わらず何も売っていない。
自炊能力が皆無なので、生ものとかを買っても無駄にしてしまう。
缶コーヒーだけ購入した。



帰りにサイゼリアに寄る。
ここずっと、お菓子(ポリンキー89円)、得体の知れない売れ残りの惣菜ばかり食べていた。
パンがなければお菓子を…状態である。
元々、食にはあまり興味がないのでこの期に及んでも不自由は感じてはいなかった。
まとめ買いもしていない(煙草だけはした)。

今日は久々に生の野菜(サラダ)と米(リゾット)を食べた。
美味しい。
生きる気力が湧いた。
食べられることに感謝した。

今、原子力発電所の人は、懸命に作業している。
ありがたい。

全てに感謝だ。

明日こそは出社したい。
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地震、その後

2011年03月13日 | Weblog
この二日間、ネットやテレビで情報収集していた。
地震の被災地の惨状を知るにつれ、胸が痛んできた。
もしも実家があそこにあったら…そう思っただけで気が狂いそうだ。

大学時代からの友達ハナちゃんの気仙沼にいるおじいちゃんとおばあちゃんの安否がずっと気になっていた。
ハナちゃんとの会話で何度か聞いたことのあるおじいちゃんとおばあちゃん。
掃除機をかけるときに「すぅー…すぅー…」と言うおばあちゃんのこととか。
話してくれたのはもう10年ぐらい前だっただろうか。

連絡がつかず、ハナちゃん、心細かったと思う。
今日、二人とも無事だということを知った。
本当に良かった。
ハナちゃんの悲しむ姿は見たくない。

また高校時代の友達であるマイミク・アデニン君のつぶやき。
ラジオを聞いていたら、リスナーのリクエストで「アンパンマンのマーチ」が流れてきて涙が出たそうだ。
被災地の子を思う。
避難先での不安な心が少しでも元気になりますように。
生きる喜び、忘れない。

お腹がすいたので、夜、スーパーに行った。
棚には商品が殆どなかった。
私のライフラインであるカップラーメンも。
何も料理ができないので本当に困ってしまう。


とりあえず、数少なくなっていた総菜やお菓子、お茶を購入し、食した。

駅前を歩く。
ネオンがいつもよりも少なめで暗かった。


明日から輪番停電が行われるらしい。
会社、どうなるんだろう。
株式市場では、「(2008年の)リーマン・ショックを上回る危機」(川村雄介大和総研専務理事)との見方もある。


総務部員として何ができるのか。

とりあえず、今日は早く寝床に入ろう。
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