毎日嫌になるぐらい寒い。
朝、出勤前にホッカイロを一枚、背中に貼付する。両肩甲骨の間にぺたっと。「貼って一番効果的に熱を得られる場所はどこだろうか」と野口英世並みの研究を続けた結果、ここだった。寒さを感じ、ゾクっとするこの部位に貼ると、寒さが和らぐ気がする。
一日中、私をあたためてくれたカイロは、夜もまだぬくぬくしている。敷布団のシーツに改めて貼る。
朝もまだやんわりとした温もりを保っているそれを、最後は寝ている吉熊の下に敷く。
日中、人気の無い部屋は寒かろう、吉熊。
「行ってくるね、吉熊」
と出際に吉熊に声を掛けるが、吉熊は寝ぼけ眼で無反応。
吉熊との生活をはじめて早7年。
SARSが流行しはじめたある日、突然転がり込んできた小さな小さなクマ。
時々喧嘩もするけれど、まあ仲良くやっているんじゃないだろうか。
尾道、京都、金沢、飛田、高山、松山、倉敷、瀬戸内海の小さな島、柳井、熱海、伊東、鎌倉、箱根…吉熊とは様々なところを歩いた。
鬱になったときも夢に出てきてくれたし、心療内科も一緒に受診してくれた。優しい子、吉熊。大好きだよ。
ホッカイロにも劣らぬぬくもりをこのクマはくれる。
いつも一緒に。
手を繋いで歩いていこう。吉熊。
朝、出勤前にホッカイロを一枚、背中に貼付する。両肩甲骨の間にぺたっと。「貼って一番効果的に熱を得られる場所はどこだろうか」と野口英世並みの研究を続けた結果、ここだった。寒さを感じ、ゾクっとするこの部位に貼ると、寒さが和らぐ気がする。
一日中、私をあたためてくれたカイロは、夜もまだぬくぬくしている。敷布団のシーツに改めて貼る。
朝もまだやんわりとした温もりを保っているそれを、最後は寝ている吉熊の下に敷く。
日中、人気の無い部屋は寒かろう、吉熊。
「行ってくるね、吉熊」
と出際に吉熊に声を掛けるが、吉熊は寝ぼけ眼で無反応。
吉熊との生活をはじめて早7年。
SARSが流行しはじめたある日、突然転がり込んできた小さな小さなクマ。
時々喧嘩もするけれど、まあ仲良くやっているんじゃないだろうか。
尾道、京都、金沢、飛田、高山、松山、倉敷、瀬戸内海の小さな島、柳井、熱海、伊東、鎌倉、箱根…吉熊とは様々なところを歩いた。
鬱になったときも夢に出てきてくれたし、心療内科も一緒に受診してくれた。優しい子、吉熊。大好きだよ。
ホッカイロにも劣らぬぬくもりをこのクマはくれる。
いつも一緒に。
手を繋いで歩いていこう。吉熊。
実家で居候生活は肩身が狭かったよ。
大切な人とつないだ手は、離しちゃいけない。
ミナの人生の教訓です。
サーズが流行ったとき、みな殿と私はまだ互いの存在を知らなかったのですよね。
>大切な人とつないだ手は、離しちゃいけない。
大切なクマも・・・。
大切なクマも!!
賛同、ありがとうです。