世界の中心で吉熊が叫ぶ

体長15センチの「吉熊くん」と同居する独身OLの日常生活

妖怪 終電終バスお姉さん

2023年08月25日 23時31分34秒 | Weblog
3週間ぶりの心療内科デー。
夕食は、もちのろんで駅そばでキメる。久しぶりの来店にもかかわらず、何も言わずともネギ多めにしてくれたことに感動した。



待ち時間2時間15分。
診察室に入り、手術の成功と再会をクマ医師と喜び合った。開口一番「先生、ただいま」とか言っちゃう。

クマ医師のお陰で術前の不安定な気持ちを霧散することができたので、お礼として東京風月堂のマロングラッセを贈呈。


術前の最後の診察(8月4日深夜)で、クマ医師に抱きつき、泣いて泣いて「手術なんてやだよーこわいよー!なんで私なのー?」と駄々を捏ねたのはここだけの秘密。


入院中の出来事などを話した。
「順天堂大学醫院の看護師さんが矜持を持ってキビキビとやさしく丁寧に仕事をしていたのが印象的で勉強になった」「同室でしんどそうな若い女性患者さんがいて、自分はまだ軽い方だ。弱音は吐くまいと思った」とクマ医師に報告したら感心された。
どんな経験でもフィードバックさせ、無駄にはしない。タダでは起きない私である。


やっと手術を終え、ホッとしていたが、今後の治療や新たに処方される予定の薬のことでの不安が湧き出ていることも事実でそれをクマ医師に伝えた。
ミスチルの曲で「天頂バス」っていうのがあるけど、まさにそれ。「トンネルを抜けると次のトンネルの入り口で」って今まさにそれ。

Mr.Children「天頂バス」Mr.Children Tour 2004 シフクノオト

(このライブは神がかっていた。もう20年近く経過するのね…)

それについては、クマ医師と話してて、「そのときに考えっぺ!」という境地になれたのが今日の収穫。

処方変更なし
マイスリー、ソラナックス、パリエット、防風通聖散、ハルシオン、デパケン、酸化マグネシウム錠、ビオスリー。



そうそう、待っている間、受付嬢に「終バスなくなっちゃう」とゴネている患者がいた。
いてもたってもいられず受付に向かう私。
そして「もし私の順番が先でしたら彼女に順番を譲ってあげてほしい。私、地元民なので」と受付嬢に申し出た。
患者はその言葉に驚いていた様子だったが少し落ち着いて、そして運良く診察中の患者さんが出てきて、ギリギリセーフで処方箋ゲットできたっぽい。
のちに受付嬢に「さっきはありがとうございました。助かりました」と感謝された。

この心療内科は深夜までやってるのでたまにこういうことがある。
都度、地元民の私はひょっこり現れる「妖怪 終電終バスお姉さん」として暗躍するのである。

私だって早く帰りたいさ。でも薬がほしくて困っている人を見ると他人事に思えないので、つい声を掛けてしまうんである。

そういう行動が今夜、いっそうナチュラルな感じでできたのは西加奈子先生のワールドワイドな闘病記を読んだから。
「くもをさがす」、読了!優しさに満ちた世界が広がっていた。

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