帰路の途中、ぼんやり歩いていた。
マツキヨで買い物があることを思い出し、交差点に向かった。
信号が青。
急げ!
ドンっ。
…転んだらしい。
一瞬、自分が時間の理論を超越したSFちっくな世界にいることを悟った。
スローモーション甚だしい。
客観的に見たら、きっと漫画やコントみたいな転び方なんだろうな、と思った。
こんなに派手に転んだのは久々だ。
去年の秋、会議室の前で、社長に心配されるぐらい派手に転倒した以来だ。
イタタタタ…。
呟きながら膝を見て仰天!
ストッキングが破け、脛から血が滲んでいるではないか。
人だかりができ、注目された。恥ずかしい。
視線が緩む頃、ようやく足を引きずり、マツキヨへ。
マツキヨは閉店間近。
「あのう、絆創膏ありますか?」
痛みで商品棚を見るのも億劫だったので、レジ締め途中のお姉さんに直接訊いた。
お姉さんは、レジから私の足に視線を移すと、明らかに仰天した。
「あら、大変。ちょっと待っていてください。」
奥から消毒液とティッシュを持ってきて手当てしてくれた。
世知辛い世の中、こんな状況で人の優しさに触れられるとは!
自分の情けなさと彼女の優しさに、鼻の奥がツーンとした。
閉店前で忙しいのに、お姉さんは私を椅子に座らせ、丁寧に消毒してくれた。
「ありがとうございます。もうマツキヨしか信じません!」
絆創膏と、あとでヨーカドーで買おうと思っていたスリムウォークを購入し、私はお礼を言った。
お姉さんは「お大事になさってくださいね」とにこやかに言った。
足はまだ痛むけれど、心は不思議とポカポカしている。
マツキヨで買い物があることを思い出し、交差点に向かった。
信号が青。
急げ!
ドンっ。
…転んだらしい。
一瞬、自分が時間の理論を超越したSFちっくな世界にいることを悟った。
スローモーション甚だしい。
客観的に見たら、きっと漫画やコントみたいな転び方なんだろうな、と思った。
こんなに派手に転んだのは久々だ。
去年の秋、会議室の前で、社長に心配されるぐらい派手に転倒した以来だ。
イタタタタ…。
呟きながら膝を見て仰天!
ストッキングが破け、脛から血が滲んでいるではないか。
人だかりができ、注目された。恥ずかしい。
視線が緩む頃、ようやく足を引きずり、マツキヨへ。
マツキヨは閉店間近。
「あのう、絆創膏ありますか?」
痛みで商品棚を見るのも億劫だったので、レジ締め途中のお姉さんに直接訊いた。
お姉さんは、レジから私の足に視線を移すと、明らかに仰天した。
「あら、大変。ちょっと待っていてください。」
奥から消毒液とティッシュを持ってきて手当てしてくれた。
世知辛い世の中、こんな状況で人の優しさに触れられるとは!
自分の情けなさと彼女の優しさに、鼻の奥がツーンとした。
閉店前で忙しいのに、お姉さんは私を椅子に座らせ、丁寧に消毒してくれた。
「ありがとうございます。もうマツキヨしか信じません!」
絆創膏と、あとでヨーカドーで買おうと思っていたスリムウォークを購入し、私はお礼を言った。
お姉さんは「お大事になさってくださいね」とにこやかに言った。
足はまだ痛むけれど、心は不思議とポカポカしている。
今日、マツキヨにお菓子を届けました。
お姉さんは不在でしたが。
感謝メールもしなくっちゃ、ですね。
これから薬局はマツキヨしか使用しません。