世界の中心で吉熊が叫ぶ

体長15センチの「吉熊くん」と同居する独身OLの日常生活

わが妄想

2005年09月06日 21時27分50秒 | Weblog
昼休み、カップラーメンをすすりながら「わが闘争」を読む。
読みながら「この男のせいで何万人もの犠牲者が出たのだなぁ。っうか、偉そうな文だぜ。やれやれ…」と思った。
彼は、こんな小娘に気軽に読まれると思っていなかっただろう。
しかも、昼休みにラーメン食べながら。

まだ少ししか読んでいない。
今の段階で、ヒトラー少年が弁の立つガキ大将であったことだけ分かった。
…嫌なガキである。

読み進めていくうちに「誰かの文に似ている」と直感した。
そうだ、神戸の酒鬼薔薇少年の犯行声明文だ。
「さぁゲームの始まりです。愚鈍な警察諸君、私を捕まえてみたまえ」で始まる、あの文。
そう言えば、酒鬼薔薇少年もこの本を読んだらしい。
小動物を殺しながら性的快楽を味わっていた酒鬼薔薇少年。
挙句、残虐な殺人事件まで起こしてしまった。

彼がどんな思いで「わが闘争」を読んだかわからない。
きっとヒトラーを真似をしたかったんだと思う。
ヒトラーの残虐性や偉そうなところなどを。
(しかし、ヒトラーの残虐性の目的が「統制」ならば、酒鬼薔薇少年のそれは「快楽」であり、酒鬼薔薇少年個人の根本的な性質にあると私は思う)


憧れの誰かを真似て、その人に近づけるのならば、私は誰を真似するだろうか。
憧れの女性ならたくさんいる。


マリーアントワネット
お市の方

世の中には人の数だけ人生がある。
真似したり憧れたりしても、結局、自分は自分なのである。

そこんところ勘違いして
「パンがなければケーキを食べればいいじゃん」、
「キモいんだよ、この猿(秀吉)」
など言い放ち、顰蹙を買わないよう気を付けたい。

…たとえ思っていても…。
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4 コメント

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そういえば (yumimbow)
2005-09-07 01:09:57
こんな映画があって、気になっているのです。

たしか まだ都内でやってると思うんだけど。



「ヒトラー ~最後の12日間~」

http://www.hitler-movie.jp/index2.html

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そういえば (yumimbow)
2005-09-07 01:15:02
こんな映画があって、ちょっと気になっています。

たしか、まだ都内で上映していると思うんだけど・・・。



http://www.hitler-movie.jp/index2.html



「ヒトラー ~最後の12日間~」
返信する
パンが無ければ・・・ (さくさく)
2005-09-07 23:19:28
「パンが無ければ、ケーキを食べればいいじゃない」

傲慢にもこう言い放ったのは、

実はアントワネットではないのだ。

彼女の夫、ルイ16世の叔母、

ビクトワール内親王の言葉なのですな。

彼女の伝記はたくさん読んだけど、

シュテファン・ツワイクの書いたのが一番面白かったな。

よろしかったらどーぞ。

オススメです。

アントワネットに関しては、

ちょっと詳しいサクサクでした。
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トリビア★ (亮子&吉熊)
2005-09-08 22:44:14
yumimbow殿



情報、ありがとうございます。

「もう終わってしまったのだろう」と勝手に思い込んでいたので、朗報でした。

まだ都内の映画館でやっているみたいです。

けっこう賛否両論ある映画らしいですね。

世界最大のタブーを扱っていますから…。

早速行ってきます。





さくさく殿

カキコ、ありがとうございます!!!

アントワネット、最高ですよね。

深田恭子が「私はアントワネットの生まれ変わり」と言ったらしいですが、「ずるい!!亮子もぉぉぉ!!」と叫んでしまいました~~~!!

「パンがなければ…」のお話、トリビアでした。

ルイ16世の叔母さんの言葉なのですね。

人生で1回ぐらいは発言してみたい言葉ですね★

シュテファン・ツワイクでぐぐってみました。

岩波から出ているみたいですね。

今度、読みます!!



アントワネットの母親も聡明で素敵ですよね。
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