世界の中心で吉熊が叫ぶ

体長15センチの「吉熊くん」と同居する独身OLの日常生活

「アンデスの巨大電波望遠鏡ALMA」天文学普及講演会

2015年04月18日 22時52分39秒 | Weblog
お昼に国立科学博物館へ出かけた。
新緑が眩しい。






「アンデスの巨大電波望遠鏡ALMA」天文学普及講演会を堪能。

講演者:阪本成一(国立天文台チリ観測所教授)
時間:14:00〜15:30
場所:上野本館 日本館2階講堂



昨年の夏に渋谷のプラネタリウムで観た「ALMA ~まだ見ぬ宇宙~」。
そこに映し出された、一斉に動き出す電波望遠鏡ALMAの様子に萌えた。

ALMA ~まだ見ぬ宇宙~


ALMAは、宇宙に一番近い場所「南米チリ アタカマ砂漠」にあり、人類がこれまで見ることができなかった宇宙の謎に挑むため最新の理論と究極の工作技術を結晶させた電波望遠鏡だ。

阪本先生は、昨年7月までJAXAの広報にいた。今はALMAでエンジニアリングマネージャーをなさっているそうだ。


話の内容的には、2014年12月14日 宇宙講演会と同じだったが、阪本先生の軽快な語り口調、ブラックジョークに会場がどっと湧いた。

たとえば、ALMAがあるチリのアタカマ砂漠では星が見えすぎるので、星座は星と星を繋いでみるものではなく、星が見えない部分に「リャマ座」「うずら座」などと付ける(インカの星座)。そのことを「(見えすぎるからといって)まあなんともいやらしいですね~」と紹介していたり。

また、アタカマ砂漠の様子を写真で映しながら「アタカマ砂漠には色々な生物がいます。これは野生のロバですね。こんなの、いっぱいいます。これは大きなトカゲ。それからこれは1年に1センチしか伸びないサボテン。8メートルもあるんですよ。すごいですね。本当、不思議な生物がいます。(サボテンの下で立っている自身を指しながら)天文学者とか・・・」など、所々で笑いが起きる。



またALMAは、スペイン語で「情熱」という意味を持つんだそうだ。
熱いぜ、ALMA。


講堂はとても重厚感があるレトロシックな感じ。




ちなみに、私は国立科学博物館の年パスを持っているので無料で入れた。
なんで年パスを買ったかというと、そう、小惑星探査機はやぶさが持ち帰ってきたイトカワの微粒子が常設展示されているからである。顕微鏡を使用して見ることができるのである。

地球館に入るや否や、迷わず2階へ!!




勿論、今日も萌え萌えしながらキラキラと光るイトカワの欠片を凝視。1人1分なのだが、私は5回見た。(誰も並んでいなかったので)
これ見ると、「頑張ろう」って思える。このキラキラが、はやぶさの運用チームの根性や、健気に働いたはやぶさによってもたらされたものだからだろうか。



続いて上の階へ。動物大集合のコーナー。
お目当ては、クマさん。


エレベーターから東京スカイツリーも見える。


日本館へ。「顕微鏡展」は時間がなくてすっ飛ばした。


窓から入ってくる春の日差しを受けながら佇む化石。
なんともシュールである。


江戸時代の道具。スマホ?


国立科学博物館の内装は洋館っぽくて好き。


吉熊「やっほー!すべり台みたい!!」


吉熊、後ろ!!


日本館にもクマがいる。地球館のクマもかわいいのだが、こちらのクマのほうが愛嬌がある。お腹あたりの毛並みが天パっぽい。


閉館の時刻になり、外へ。
地面に激突寸前の鯨に見送られる。



公園を散歩。


上野公園の八重桜。






弁天堂に続く道では縁日が行われていてとても賑わっていた。



疲れたのでサンマルクで一服。
とちおとめチョコクロを食した。


今日はけっこうウロウロし、1万歩ほど歩いた。
好奇心の赴くままに見たり聞いたりの充実した一日だった。


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