世界の中心で吉熊が叫ぶ

体長15センチの「吉熊くん」と同居する独身OLの日常生活

トラトラトラ

2024年06月05日 23時33分27秒 | Weblog
先週発売の文春。発売日に図書館で林真理子先生の連載のところだけをマッハで読んだ。
朝ドラ「虎に翼」のことについてが書かれてて嬉しかった!
無計画な妊娠をした寅子ちゃんによねさんがキレるシーンを林真理子先生が取り上げていたのだ。

この「虎に翼」と、毎週火曜日に放送されているドラマ「燕は戻ってこない」に、今、のめり込んでいる。
「虎に翼」はまだ数か月続くので、主人公・寅子ちゃんの成長を長い目で見守るつもり。(よねさん、早く出てこないかな←よねさん推し)。
問題は「燕は戻ってこない」である。
原作に忠実に描かれており、小説を読んでた時、頭の中で描いていたシーンがそのままドラマになった感じ。
月収14万の貧困女子が1000万円で代理母出産を引き受ける話なのだが、観てて痛々しくなる。

偶然だろうか。
「虎に翼」の主題歌「さよーならまたいつか!」の歌詞に「燕」が出てくることもあり、電車の待ち時間や入浴中にこの二つのドラマを対比させて考えていた。
そんな私にGoogle先生が面白い記事をピックアップしてくれた。


「はて?」が許されない『燕は戻ってこない』の女性たち 『虎に翼』と同時に描かれる意義

おお!!私が思っていたことを文章化してくださった!!溜飲が下った。首が捥げるほど「うんうん」唸りながら読んだ。



でも「燕は戻ってこない」の原作を読んだ私は知っている。
このまま原作に忠実に再現されるのならば、リキは最後、大どんでん返しをすることを。

最終回、リキは「さよーならまたいつか!」の「燕」のように自由に羽ばたき、「繋がれていた縄を握りしめて しかと噛みちぎる」はずだ。まさに朝ドラ主題歌の歌詞にある「蓋し虎へ」状態。

社会的弱者のリキでも「トラ」に化けられるんだぜ、とワクワクしながら観ている。

偶然かもしれないけれども、この2つのドラマが同じ時期に放送されている意味を感じたいし、もっと深く考えたい。


「虎に翼?熊にも翼をちょうだいよ」と吉熊。

昨日、お風呂に入ったからさっぱりしたね。かわいいよ。

夕ご飯はセブンイレブンのピザ。


レジのおばさんが「この商品、この前、テレビで取り上げられてたのよ」と教えてくれた。
こういうちょっとしたやり取りが好き。いかにも下町ではないか。


明日は木曜日。
文春の発売日。
更級日記の姫が「源氏物語の続きが読みたい!」とわくわくするように、私も週に一度の真理子先生の連載を楽しみにしている。

真理子先生はエッセイ「野心のすすめ」で以下のように書いていた。

「女性は入社してから数年は“ウサギ”として可愛がられなければいけない。上の人からカワイイ!と思われることは必要なプロセスなんです。ところが、その”ウサギ”のままでいつまでもいることは不可能!何故なら、自分の年齢が上がるとキツくなるのと、どんどん自分より”若くてカワイイ”子が入ってくるから。そこで、”ウサギからトラに”変わる必用があるんですね。ただし最初から“トラ”だと好かれない。切り替えるタイミングを見計るべき」と。


やっぱり「トラ」なんだね。

つーか、今日のブログ、成功した感がある。

「トラトラトラ」


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