世界の中心で吉熊が叫ぶ

体長15センチの「吉熊くん」と同居する独身OLの日常生活

こけら落とし

2022年12月02日 23時12分57秒 | Weblog
心療内科デー。
金曜日は駅そば。コロッケ蕎麦を食べると「嗚呼、今週も終わった」と安堵するぐらいには、もう私の中で「花金=駅そば」の方程式は出来上がっている。



一旦帰宅して心療内科へ。
移転後、初めて行く心療内科。というか、今日がこけら落としなのだ。

入ると、なんだか、他の病院に来たのか?という気恥ずかしさを感じた。
以前あった心療内科は13年、その前の雑居ビルに入っていた時は3年通っていた。
すげー、私。この心療内科の生き字引じゃん!〇〇心療内科検定があったら1級は取れそう。

つーか、落ち着かねぇえええええ!!

心を落ち着かせるべく、後ろの方の席に座って俯瞰してみる。
色々なパネルが飾られているので見てて飽きない。
飾られている写真の中でこれが一番好き。
桜と富士山を見るとテンションが爆上がりするのは日本人に組み込まれた遺伝子のせいだと友人が言っていたのを思い出した。


胡蝶蘭は製薬会社から。


受付にも薔薇が。ブリザーブドフラワーかな。

通院歴16年の私。昔から顔馴染みの受付の男性と今日初めてじっくりと話した。この薔薇をきっかけにして。
うむ。やはり真新しい環境は人のテンションを上げるのだろう。だから私も彼も些細なことで盛り上がれたのだと思う。

クマリュックみぽりんと吉熊もなんだか緊張している。
(新しい椅子は座り心地が悪い。前の方がふわふわしていた気がする。この椅子は硬くてずっと座っていると痔になりそう)




待ち時間は山本文緒先生の「無人島のふたり」を読む。半分ぐらい読んだ。余命宣告された山本先生のシンプルだけど胸に突き刺さる表現、そして腰の低さというか、他人を気遣うやさしさを感じる。特に旦那さんへの愛情が深くて涙が出てくる。



さて、診察(待ち時間2時間半)。
「どんな診察室なのかな」とドキドキしながら入室すると、クマ医師がいつも通り佇んでいて気持ちが安らぐ。
以前より広くなった診察室に、若干お疲れ気味のクマ医師がちょこんと座ってて、その可愛さに全俺が萌えた。

「どうでしたか、最近」という定型文を切り口にこの一週間を語る。
私は基本的に性善説に基づいて生きている。だが、先般、危うく騙されて恥をかきそうなことに遭遇し、もう性悪説をモットーに生きることにした、という話をした。
語ると長くなるので割愛するが、「人って自分のことしか考えていないんだな」「人を蹴落としてまでも自分が優位に立ちたい人っているんだな」って深く実感したのである。
クマ医師は「それはひどい話ですね」「でも自分の判断に自信を持って行動できたので素晴らしいですよ」と褒めてくれた。

移転祝いとしてリポビタンDを贈呈した。


クマ医師、超喜んでいた。
てか、クマ医師、鼻声なんだが。大丈夫か!?
クマ医師がいないと私は生きていけないので、そこんところ、夜露死苦ぅ。

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