世界の中心で吉熊が叫ぶ

体長15センチの「吉熊くん」と同居する独身OLの日常生活

永劫回帰

2018年11月13日 22時46分23秒 | Weblog
今日はパートさんが休みだったのでフル回転。
しかも自身にも来客対応があり、午後はバタバタしていた。
大阪の業者さんで関西弁をたくさん浴びた。
しかも落ちがあるプレゼンをしてきて打ち合わせ室で爆笑をしてしまった。


最近、ヘンデルにはまっている。
音楽の父がバッハなら、ヘンデルは音楽の母。
音楽のマッマ、とても偉大なのである。

調子の良い鍛冶屋が特に好き。
これ、超可愛い。後半部分が頑是ない少女が躍っているようじゃね?
聞いていると多幸感MAXでドーパミンが溢れちゃう。

しかもヘンデル、超イケメン。

やべー、ドーパミン駄々洩れしちゃう。

あと何気に彼は独身を貫いたらしい。
ナカーマ。


帰宅後、ネットを徘徊。

Maybe! Vol.6

小学館のこの雑誌に、嶽本野ばら先生の「学生時代」についてのインタビューが掲載されるよう。

野ばら先生の学生時代ってどんなんだったんだろう。

そういえばエッセイ「落花生」の「ニーチェの恋愛論」で少し触れていた気がする。
いそいそと本棚から引っ張り出し、その部分を読み返す。


高校時代、同じ国語の授業を選択していたMちゃんというパンキッシュな女子がいた。
Mちゃんも戸川純のファンで、それがきっかけで仲良くなった。
一度だけ一緒に祇園会館へ映画を見に行った。
また、根性のみでニーチェも読んでいた野ばら先生。
近代哲学を揺(あゆ)がし、現代思想に莫大な影響を及ぼした彼の永劫回帰という世界観は当時のMちゃんの気持ち同様、わからずじまい。
今も卒業式の夢を見て、これが最後のチャンスだとわかっているのだけれども何時もMちゃんに告白できない野ばら先生。

「永劫回帰は世界をカセットテープのようなものとして捉える、とあります。A面が終わればリーバースしてB面。終わればまたA面。世界はこうなっており、何度繰り返そうが、A面、B面、A面になる。ずっとそれが続く。B面が終了して違うカセットの曲になることはない。つまり、もしも人生をもう一度、遣り直すことになっても同じことが起こるということです。」

だから当時に戻ってもきっと告白できないのだろう。
今の自分は戸川純とも仲良しなのに。
永劫回帰。
今、好きな人がいるのならば告白するしかない。
チャレンジは何度でもできますが、チャンスは今にしかありません・・・と結んでいる。

Mちゃん、どんなコなんだろう。
エッセイに登場してて羨ましい。
しかもこのコ、「カフェー小品集」の「諦念とタンゴの調べ―クンパルシータ」にも出ている。

野ばら先生も私も水瓶座。
先日一緒に飲んだ先輩も水瓶座で、その時話したのだけれども、水瓶座ってマニアックな人に惹かれる。
しかも恋愛に発展せず、友情の延長みたくなるよね、と。
きっと野ばら先生もMちゃんとマニアックな音楽や詩の話をしていたはず。

ちなみにヘンデル様は1685年2月23日生まれ。
魚座であった。

永劫回帰。
もし今朝に戻れるのであっても、きっと同じようなことをブログに書いているに違いない。