世界の中心で吉熊が叫ぶ

体長15センチの「吉熊くん」と同居する独身OLの日常生活

七草粥

2016年01月07日 22時50分46秒 | Weblog
胃の調子が引き続きおかしいのでパリエットを継続的に飲んでいる。
昨日よりはだいぶ良くなったけれども、胃が仄かにムカムカする。

今日は待ちに待った七草粥の日。

せり、なずな、ごぎょう、はこべら、ほとけのざ、すずな、すずしろ、これぞ七草。

喫煙所で、N係長に思いつきで言い放った「今日は七草粥の日なので、七種類ぜんぶ摘み取らないと帰れないんですよ」という謎のミッション話で盛り上がった。
七草って、ほんと、どこに生えてるんだろう。


せりは知っている。
しかも摘んだことがある!
それも雀宮中央小学校に在学中に。

「今の子は学年が違うと話すらしない」と案じた当時の校長先生が、縦割りに班を作って、その班で行動をする「おにぎりデー」というものを作った。
遠足のように予算を使わず、行く場所はおにぎりを持ってふらりと行ける範囲に限られていたが、総合グランドに写生に出かけたり、近くの田んぼにイナゴ取りやせり摘みに行った。(私が育った地域ではイナゴを食する文化がある)

おにぎりデーでは、年上のお姉さんにせりの種類を問うたり、和気藹々とやっていた。
摘んだせりは、母へのお土産にするのだが、「亮ちゃんの摘んできたのは雑草しか入っていない」と言われてがっかりした。
妹はせりをちゃんと取ってきていたらしい。


さて、七草粥。

N係長に謎のミッションを言い放ったくせに、私は帰りにスーパーに寄って七草セットをゲット。
しかも値引きされていた。ラッキー。



予め炊飯器を「おかゆモード」でセットしていた(人生初おかゆモード)。

高鳴る鼓動を抑えつつ、炊飯器のオープンしてみたら少し水分が足りなかったようで、中身は半固形状だった。
しばし考えて、鍋に半固形状のものを投入し、水を入れて煮てみることにした。
その間、七草をむしり(当方、怖くて包丁が使えない)、頃合を見計らって生卵と塩と一緒に鍋に投入。

できたのはこちら!!



これも思い出話になるのだが、昔、実家に居た頃、茶の間にある石油ストーブの上に土鍋を設置し、それでお粥を作っていた。
家族の夜食にしていたのである。美味しかったなあ。
今日はあの味を再現できた気がする。

「ごはんですよ」と妹の結婚式の引き出物のかつおぶしを乗せてモリモリと食した。
肝心の七草の味はよく分からなかったが、とりあえず世間の歳時記に便乗できて満足。

美味しすぎて食べ過ぎてしまい、・・・胃が痛い・・・。


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