世界の中心で吉熊が叫ぶ

体長15センチの「吉熊くん」と同居する独身OLの日常生活

京月夜

2015年09月13日 22時37分51秒 | Weblog
昼過ぎまで惰眠を貪った。よく寝た。昨日の顔剃りの効果もあり、肌がぷるるんしててご満悦。

朝食後、掃除機をかけていたのだがどうも吸い取りが悪い。
中を空けてみたら埃や髪の毛でぎゅうぎゅうに詰まっている。
母が「中のごみだけ取って袋は再利用しちゃうよ、ママは」と言っていた。「人と同じようなことをしていたらお金は貯まらない」という母らしい名言もセットで脳内に蘇る。
では私もそうしてみようと思ったのだが、如何せん、私の部屋に落ちている髪はどれも長いので袋の中で絡まっていて出せない。思い切って出してしまおうと、引き出せないことはないのだけれども、そうしたら恐らく埃がそこら辺に舞い散ることは容易に予測できた。

うーん・・・。

これは無理だと判断し、新しい袋を探すが生憎在庫切れ。
掃除は一時中断し、身なりを整えて外出。
途中、100円ショップで掃除機の袋を購入。なぜだかほんのりと罪悪感に苛まれた。


今日は東京スカイツリーへ。


吉熊「たかーい!!」






スカイツリーには昇らず、麓にあるプラネタリウム「天空」が目的。




プラネタリウム「京月夜」を鑑賞。



京月夜


秋の京都を彩る紅葉や、冬の澄んだ空気の中で瞬く星が、360度のドームスクリーンいっぱいに映し出される様子は圧巻。
そして香り。永遠の香りと称されている橘、高貴にして貴重な香木の香りの白檀、二つのアロマがかわるがわる流れてくる。


月にちなんだ京都の名所を案内してくれる。
名の通り、月が渡っていくように見える渡月橋。
月の明かりに照らされた砂が美しい銀閣寺。
竹林の上に月がぼんやりと昇っている様が美しい嵯峨野。

また、龍安寺の石の配置がカシオペア座のWの字形に似ているということも本作品で知った。
調べてみたら、「横釣三点、突きに似、星のごとし」などと禅語に結びつけて考える人もいるそうだ。


要所要所で秋の星座、冬の星座がゆっくりとしたスピードで浮かび上がる。
・・・秋の星座は、地味だな。本当。
私の水瓶座なんて本当の夜空で確認できる自信がない。



月にちなんだ百人一首も紹介されていた。

「今こんと いひしばかりに長月の 有明の月を まちいでつるかな」
→「今すぐに参ります」とあなたが言ったばかりに、9月の夜長をひたすら眠らずに待っているうちに、夜明けに出る有明の月が出てきてしまいました。


「めぐり逢ひて 見しやそれとも わかぬ間に 雲がくれにし 夜半の月かな」
→せっかく久しぶりに逢えたのに、それが貴女だと分かるかどうかのわずかな間にあわただしく帰ってしまわれた。まるで雲間にさっと隠れてしまう夜半の月のように。



極めつけは「竹取物語」の紹介。
平安、月、・・・といったらやはり「竹取物語」なのだろう。
個人的にに「かぐや姫の物語」のあのシーンが脳内に過ぎる。ガクブル・・・。




すっかり癒されまくった。
そして京都に行きたくなってしまった。


お土産売り場では白檀と橘のアロマオイルが販売されていた。
商売上手!



お腹が空いたのでスカイツリーのVIVAけなりぃでビビンバを食べた。
明太チーズビビンバ。
これが超絶美味しくて、咽び泣きそうだった。




ウインドーショッピング。
ワンちゃんグッズの店だったかな。


夜のスカイツリーもとても幻想的で素敵。



帰宅して掃除機の袋をセットして掃除開始。吸い込みっぷりが違う!


綺麗になった部屋と綺麗になった魂で、新たな一週間も乗り越えよう。
連休が待っているぜ!!