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世界の中心で吉熊が叫ぶ

体長15センチの「吉熊くん」と同居する独身OLの日常生活

できたこと

2008年04月13日 | Weblog
クラシア〇が帰っていったあと、DAISOに行った。
薬の管理を積極的にしてみようと、ピルケースを買いに行ったんである。
ピルケースだけではなく、他のものもついでに購入してしまった。
先日、ブラジャー用洗濯ネットを紛失した。

「大丈夫じゃね?」
と洗濯機に放り込んだ。
しかし、出てきたブラジャーはワイヤーが微妙にずれてしまったらしく、私の胸を刺すんである。
その違和感たるものは女性にしかわからないと思う。

その日に洗ったブラジャーは全てワイヤーが曲がり、まさかの全滅。
今日はそのときの教訓を活かして、ブラジャー用洗濯ネットを購入した。

話がズレた。

ピルケースである。
数ある中から選んだものはシンプルなピルケースだ。
でもあまりにも可愛いさに欠けていたので、帰宅後、クマシールとクローバーシールを貼付してみた。

前にあるクマ缶には、ソラナックスと胃薬と痛み止。主に外出用。

今日買ったピルケースには主に自宅用の薬を入れて管理することにした。

これだけでかなり充実した一日となった。

「今日、できたことを数えましょう」
という認知行動療法を、私はクマ医師により教えてもらった。

こんな小さなことをも、できたこととしてカウントするのには、最初、物凄く抵抗があった。
しかし、これが私の生きる速度なんだと今は思える。

ゆっくりと。
ゆっくりと。
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黴とPRADAと男運

2008年04月13日 | Weblog
排水溝の詰まりについては、一ヶ月前から気になっていた。
我が家はユニットバス。

るるる~♪
と鼻唄まじりでシャワータイムを堪能していると、排水溝から汚水が静かに逆流してきて、辺りが水浸しになっていた。

「何とかしなけりゃなあ」
とは思っていた。
原因が抜けた髪の毛だということは察しがつく。
私の毛量は半端無い。そして長い。
いくら「髪の毛あつめてポイ」(小林製薬)を排水口に貼付しようが、髪の毛が詰まり、毎年一回は「クラシア〇」の世話になる。

昨晩、排水溝から溢れ出した汚水が台所まで浸水しているのを見て、「クラシア〇」を呼ぶことにした。

そして、深夜に大掃除。
水垢、黴、毛髪…本当に汚いユニットバスを無心で洗う。

つまらない。
非常に楽しくない。

「物事の7割ができたら上出来じゃないですかー」
心療内科のクマ医師のアドバイスを思いだし、途中で辞めた。

今日の正午過ぎ、クラシア〇の業者さんがやってきた。
生瀬勝久そっくりの眼鏡殿方である。

白の花柄ワンピにバッチリ化粧、ナゼか巻き髪で迎え撃つ私。
玄関にはPRADAの香水を強烈に散布しておいた。

PRADAの香りが漂っていながらも、黴が点在するユニットバスに彼を通す。
状況を確認してもらった。排水溝から溢れ出す汚水を見て、彼は納得していた。
そして、彼は蛇口の劣化に気づいたらしく、
「直しませんか?」
と提案してきた。
蛇口とは意外な盲点であった。
水漏れがするんだそうだ。
「まあこの際だから」
と、見積もり金額を確認した上でお願いした。

「台所の蛇口も劣化してますよ」
彼の指摘に私は若干疑問を持った。

台所の蛇口は、あまり使わない。

黴が生息して黒くなっているのは、水漏れが原因ではなくて単に使わないからだということは住人である私が一番知っている。

「ああ、こっちの蛇口は使わないのでいいです」

「綺麗にしたら使いたくなりますよ」

「なりません」

押し問答の末、私、勝った。

数分後、作業が終了し、詰まっていた髪の毛を見せてもらった。
軽くホラー。貞子とかこの排水溝にいる?っつーぐらいのおぞましさであった。

そして新しい蛇口。
なんか透明で気恥ずかしいぐらいの初々しさである。

「水回りを綺麗にすると男運がアップするんですって」
帰り支度をする彼に言ってみた。

「もう男運がついていますよ。…だって、既にワタシが来ているじゃないですか?ふふ」

おもしれー。

この人、おもしれー。
おもしれー彼は、大量の私の抜け毛を持って、爽やかに帰っていった。

PRADAの香りが残る台所で、汚い蛇口を取り替えれば良かったかな?と少し思った。
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「タイマ」 嶽本野ばら

2008年04月13日 | Weblog
うっかりしていた。
今月初旬に行われた嶽本野ばら先生のサイン会を忘れていた…。

でもって、今日「タイマ」を購入。

さっそく読み始めたんだが、これ、舞台にしたら面白いんではないかと思った。

大麻を所持し、捕まって尋問されて、捜査官に奇異の目で見られて…でも、まだまだ罪の意識を実感していない「僕」。
これから恋人との別離があるっぽいんだが、どうなることやら。
勿体ないので、ちびりちびりしか読めない。
本当は「ビーっ」と読みたいんだけれども。

フィクションなのかノンフィクションなのか、解らない。

私はそんなの、どうでもいいと思う。

嶽本作品にはリアリティを求めていない。

その流れるような文体の独特の香り、孤高の精神に溺れたいだけなのである。

今回は、大麻所持で捕まった彼の経験が、どんな風に加工されて本作品に活かされているかも見ものである。


☆表紙には捕まったときの新聞記事が…!