晴耕雨ログ

晴れの国の片田舎で暮らす自然派おばさん
畑仕事に生甲斐感じながらゆるゆる歩む農婆の人生

彼岸花

2008-09-15 20:01:20 | Weblog
 稲田の雑草ヒエも完璧に取り終えたと安心してもまたニョキッと穂が出ては取り除くことの繰り返し。これまで何度も取り除いたのに頭を出す逞しい植物の生命力に驚かされます。
 この時期になると間違いなく測ったように咲く彼岸花も不思議。子どもの頃は長い茎をポキポキ折り連ねネックレスにして遊びましたが…。
アゼ道に突然赤く咲き不気味でもあるがお彼岸が近いことを感じさせる。
 天気予報では今日から彼岸の入りまでは雨空が続きそう、少し早いかなと思いながらも手伝い人のある日曜日に終えたお墓掃除が正解でした。
 季節の中で毎年繰り返され受け継がれる行事にも独りより二人に心強さを感じる。

  < 役割と 野辺の花にも 教えられ >   

知った事か!

2008-09-14 20:31:57 | Weblog
 今日は十五夜。夫の誕生日。60歳。喜んでばかりいられない。
 まったく他人事のようで”知った事か!”と相変わらずのん気なルイコです。
 本人はさておき、伴侶といたしましてはこの先どのような展開で人生を歩んでいくのやらと思うとどうもルイコほど大らかに居られないのであります。
人生もはや第二ステージですので息づかいも荒くなり気力ほど体は付いて行けそうにないのですが・・・。
5歳も若い妻が忠告するのもなんですが、もうアクセルを踏む事は危険です。エンジンブレーキを上手く使いスピードダウンで周りの景色も少し楽しみながらの走行にしましょう。
 ”60歳は曲がり角ですよ。知った事か!”などとおばさんは言えませんが・・・。

  < 気がかりも 口に出せずに 前進す >

安心

2008-09-13 20:01:13 | Weblog
 きっと高齢になり米作りを止められたんだろう。水田はガマの穂が生い茂り珍しい光景にカメラを向けた。
 他人事ではなく自分達もいつか断念する時が来るんだろう。昨今の事故米のずさんな流通を思うと自家生産の安心・安全米がひどく尊いものい思われ”ヨッシャー!”と気合が入り思わずオジサンになってしまうレッキとしたおばさんなんです。
 水田の草には泣かされますが、健康志向には雑穀混じりの五穀米とでも思えばいいさ!

  < 納得し 腰痛さえも 苦にならず > 

 

一輪挿し

2008-09-12 21:15:08 | Weblog
 今までに何度かブログにも登場したトイレの一輪挿し。未熟ながら赤く色付いたホウズキが入れてある。
 わが家の菩提寺では何度か<心の散歩道 トイレでの20考>と題して小冊子が配布されていた。
気軽に読めるよう作り上げられたもので、サイズも手ごろで短い講話が何篇か収められ興味深く読んだ。どうも不謹慎な気がして決してトイレでは読めなかったが・・・。
 こういった冊子を読むも良い、考え事をするも良い、スケジュールをたてる、狭い空間に時計・カレンダー・一輪の花にホッとさせられたり・・自分だけの短い時間を有効利用できるこの場所はわが家の玄関よりも花に恵まれる。

  < マイルーム 持てず居場所は 個室なり >

 

ハーイ!

2008-09-11 20:16:59 | Weblog
 真夜中、”ハーイ!”と言う自分が返事をした声で目が覚めた。
確かに”おかあさーん!おかあさーん!”と呼ぶ母の声がした。夢を見ていたわけでもないけど不思議だった。
 自宅に母が居る時は深夜であろうが”おかあさーん”と呼ばれることはいつもの事だった。正直、”もういいかげんにしてー”と言いたいほど呼ばれ眠れないこともあったけど・・・母がすこやか苑でお世話になってからは何の気がかりもなく熟睡しているにも関わらず久しぶりに母の声を感じた。
 忘れてしまった訳ではないのですが・・ごめんなさい。
 わが家のワンコも”ごはん食べる人!”の声にはいつも元気よく”ハーイ!”なんです。

  < 反射的 返事の後で 考える >
   

2008-09-10 20:55:44 | Weblog
 次々と秋の味覚が出回り嬉しい季節なのに今年の猛烈な暑さからどうも立ち直りがいまいち良くない。
 友人がメールで”げんきー!この季節の変わり目に体がだるい、頭が痛い、耳障りがするっていうのが夏バテだって、どう?大丈夫?”とラジオから得た情報を困り顔の絵文字付きでくれた。まるで、ゴロゴロダラダラの私を見ていたかのように・・・。
さすが親友と思ったけれど、もっと嬉しいのは、頑張れ頑張れ!ではなく”私、少し元気が出ません”と同じ年齢の自分も暑さが応えたようで少々弱気なところになぜか自分だけではないな・・・と慰められた。
 元気な人から元気をもらうこともあるが、痛みがわかり合えるのもありがたい事だと思う。
 いやはや元気がとりえの私達、栗も実り食欲の秋に立ち直りの早さを発揮できそう。

  < 顔文字も 文明の利器 助け舟 >  

おにぎり

2008-09-09 19:41:24 | Weblog
 永年主婦業をしてきた私は夕食を終えると、食器洗い、後片付けは娘達に任せチャッカリと失礼する事が多い。そしてポチポチッとブログ投稿。
 昨夜は投稿後台所に行くときれいに片付けられたテーブルの上に懐かしいおにぎりが置いてあった。我が家では残ったご飯はおにぎりにするのがお決まりで大胆なスタイルからしてきっと二女が作ったものとすぐに判明できる。
 このイチジクおにぎりの歴史は古く、幼い頃、従姉妹が私たち姉妹をハイキングに連れて行き食べさせてくれた時の手作り弁当だった。あまりにもきれいで衝撃的でとても嬉しかったことが忘れられず、自分も母親になり子どものお弁当には可愛いので時々登場していた。
 黒い海苔がパックリ開きピンクのそぼろがのぞいたイチジクおにぎり。
 娘に受け継がれていた事がまた感動!おにぎりを伝授した従姉妹もすでに70代半ばどうしているだろう・・・。

  < 見て習う 教えるでもなく 継がれゆく > 
 

厄介者

2008-09-08 20:30:21 | Weblog
 いつの日にかお花見が出来ればと、植えていた八重桜の苗木。
夏の暑さは乗り越えたものの夏草の勢いにはかなり参った様子。蔓植物の厄介者に絡まれてはどうにもならない。
 ここ数日はこの草の刈り取り作業に励むが、手に負えない厄介者とは長時間の相手は無理で1時間限定とした。また明日があるさー!と早朝短時間の長期戦で臨む。
しかし、よくよく見れば、この厄介者もなかなか可愛い。頭ごなしに悪者と決め付けてしまうのも可愛そう・・・。自分自身も子どもの頃、勉強は苦手、片付けもいいかげん、やる事なす事中途半端なズボラの厄介者でも見捨てられてはしまわずお蔭でこの歳まできました。
 いけません!いけません!歳を重ねると裸眼で見れず・・・

  < 度が合わず 欠点ばかりが 見えてくる >

敬老会

2008-09-07 19:46:12 | Weblog
 長寿を祝う敬老会の案内が鶴亀のイラスト付きで届いた。もちろんすこやか苑から家族に宛てたもの。
以前ほどの明るさもないし、今ひとつ反応も鈍り家族が来る事を喜んでくれるのだかどうだか・・複雑な思いに参加の決断を戸惑っていた。
 しかし、小学生の参観日に家族の顔がない寂しさ、不憫な思いなどが重なって思い出されやはり今年も出かけた。
 ザーッと突然降り始めた雨も幸い出かける直前には青空に変わり玄関先の歓迎の手作り鶴亀モニュメント・利用者のアレンジメントの数々で迎えられボランティアの方・職員さんの祝福をいただき母と共に歌をうたい時を過ごした。
 帰宅と同時にまたまた激しい雨に参加を迷った気持ちも流されたよう。
 苑の最高齢者”107才バンザーイ!”のアレンジメント作品がひときわ華やかに迎えてくれた。

  < 戸惑いも 過ぎてしまえば 晴れの空 > 

嫁ぐ

2008-09-06 20:44:45 | Weblog
 丹精して育てた作物を出荷する時”娘を嫁がせるようだ。”と言われるが、いよいよ明日から木漏れ日の下で瑞々しく育ったマスカットが嫁いで行く。
 今日は何年も繰り返しマスカットを嫁がせた母の94歳の誕生日。今はもうそんな事もすっかり忘れましたか・・・それもシアワセでしょう。
 娘をもたず息子ばかりを育てた母は葡萄だけはたくさん嫁がせた。ご苦労様でしたね。
 すこやか苑の母には、ささやかながらお祝いにわが家の女性コーラス隊(孫+嫁)3名がかけつけ生歌Happy Birthdayをプレゼント。これでご勘弁です。
 コーラス隊に参加せずには居られなく一緒に歌うのがやはり重さんらしいところかな。自分も祝う誕生日

  < 淑女等は 心ばかりで 通じ合う > 

活かす

2008-09-05 20:43:34 | Weblog
 町内子ども会の資源回収お知らせ回覧版が回って来た。夏物の整理にちょうどいい。以前は廃品回収といわれていたけれど…どうももったいないと思えてならない。かといって処分もしなければ物は溢れるいっぽう。自宅介護の頃、古い綿素材の布は使いやすいサイズに切り介護に活用した。今回も切り刻み施設で使ってもらおうと届けた。老人施設では必需品と思われる。おりしも明日は母の94歳の誕生日、この上ないささやかで心のこもった贈り物。
苑では看護士さんが、”94歳の記念撮影に行きましょう。”と連れ出してくださった。カメラを向けるといつもVサインの重さん。上手く撮れましたかレントゲン撮影。
 わが家の台所の窓辺には一度はベーコンとソテーで食され、二度目はスープに利用された1パック100円也の豆苗は優れもの再生野菜。本日の一枚

  < 丁寧に 活かし生かされ 日々過ごす >


アゲハチョウ

2008-09-04 20:31:45 | Weblog
 秋口は夏の疲れが出るのか、まだ暑さが過ぎ去っていないからかシャキッと一日を過ごせずダラダラしてしまう。これじゃーいけませんがーと気分転換にカメラを持って秋を探しに近辺をふらり出歩いた。
じっくり見ると秋を感じさせる山野草が咲きレンズを通して見るとまた新鮮に感じる。
 タイミングよくアゲハチョウが大きく羽根を広げひと休みしていた。今朝のローカル紙に載ってた一句を思い出し一枚撮る。
  < ゆうべの台風どこに居たちょうちょ  渥美 清 >
か弱い秋の蝶によびかける優しい寅さんの一句だが、私など疲れた頭に昨日は何をして過ごしたかしら・・自分の記憶を確認する。

  < 秋に向け リセットしたい 今一度 >   

出穂

2008-09-03 20:18:48 | Weblog
 9月にもなると穂が出揃った稲田にもアキアカネが飛び交う。はたしてアキアカネだかどうだか・・名前がかわいいのでそう思い込んでいる。
 自家消費の米作りとはいえ、どんなに機械化されようが労力とコストは相当なものになる。作るより手っ取り早く買って賄うほうが経済的であるのもわかっていてもどうも止めるに止められない米作り。安全・安心も重要。
 今年はもう草取りもしない、農薬も使わないと心に誓って放置していたけれど、見兼ねて私の担当の草取りをしたのは弟だった。炎天下の作業を何も言わずそっと済ませてくれていた。よく気の利く弟に関心するのは勿論だけど、この息子を育てた重さんの子育てに頭が下がります。
 これから徐々に稲穂も頭を下げひと月あまりで新米も収穫され食欲の秋も本番。

  < 姑に 頭上がらぬ 未熟嫁 >

コメント

2008-09-01 19:55:33 | Weblog
 昨日はよそ様のブログに初めてコメントを投稿しました。
自分のブログを入れる前にお気に入りブログを2・3見させて頂くのがお決まりなんです。川柳がいっそう楽しめそうでつい三行コメントですが・・。
 コメントはいただいても楽しいものですが、意外と直接本人のクチからが多い。今風で言うと”クチコメ”とでもいいますか・・・。
 先日の遠い過去を謝罪したイチジク独り占めブログに姉から直々にコメントがあった。長い間心痛めていた独り占めはー”あれは、自分だけと思いながらみーんなが食べたんだ”と一度に気を軽くしてくれるコメント。そういえば同時でないだけに自分だけが・・と後ろめたい気がしたり・・。
 こうした気遣う事、お詫びする気持ちも持つべきだなとも思える。
 象徴画像に少々気を遣いすぎましたかー

  < 一言が 心までもを 軽くする >