晴耕雨ログ

晴れの国の片田舎で暮らす自然派おばさん
畑仕事に生甲斐感じながらゆるゆる歩む農婆の人生

魔法使いノウバー

2015-11-05 21:17:03 | Weblog
 先日は縁側の陽だまり、沓脱石の上で孫たちはこんなお手伝いをしてくれました。
お願いしたわけではないのに「私も…」「ボクも…」と農婆のすることは何でもやりたい年頃です。

 白いんげん(七夕豆)は今年は不作。こぼれ種で生えていた小豆も同時収穫しました。
少しばかりの豆なので一緒にカゴで干してしまい、仕上げで紅白を分けるつもりです。
「このカゴ、ひい婆のカゴ?」と見慣れないカゴのことを尋ね「何を入れてたんだろうね~」会話しながら三人で豆を莢から出していきます。
 豆仕事は根気も要ります。こつこつと全てを剥き終えました。

 ここで「見ててごらん」と婆は少し高い位置から剥き終えた豆を下の籠に落とします。
さーっと吹いていた風が上手くゴミを吹き飛ばし落ちた紅白の豆は見違えるほどきれいになります。
ゴミが舞う一瞬芸に孫たちは「わーっ!」と声を上げ、無垢な幼児の感動はなんと新鮮なんでしょう。

次に私は、篩(ふるい)の目の粗いモノ、細かいモノ三種ほどを持ち出し「よーくみてごらん」と豆をザザーッと入れました。
「うわーっ!」と再び笑い声が・・・。荒い篩の目を通り抜けた小豆がコロコロ。粒の大きい白いんげんは篩の中に残ります。まるで魔法です。子どもにとってはきっと面白いだろうと婆のねらい通りです。

 まだ人生経験も浅い孫たちにとっては農婆は魔法使いのようなものです。どうだい!
  < おさなごと 遊び心の 農婆なり >   
 
コメント (12)
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