Brahms symphony No.2-1M (1/4) Carlos Kleiber Vienna Philharmonic
(第1楽章)
いつも高画質、良音質で良心的な動画をアップされてゐる方が、クライバーのブラームスの2番をリ・メイクアップされた。
改めて聞きなほした。
カルロス・クライバー/ヴィーン・フィルの、まさに、至福のブラームスである。
この日のプログラムは、前半がモーツァルトの36番、そして、ブラームスの2番だった(らしい)。
気まぐれなドタキャンもされず、結構機嫌もよささうで、そしてヴィーン楽友協会のホールでのヴィーン・フィルとのモーツァルトとブラームスー。
カルロスの指揮姿を見つめる聴衆の、ひとつ胸をなでおろした微笑が見られる。
オペラは兎も角、滅法狭い(否、狭くしてゐた)彼のコンサート・レパートリー。
モーツァルトも数曲、ブラームスも数曲、ベートーヴェンも数曲、あとはシューベルトにマーラーがわずかかー。
決して、調子にのって全曲なんての方向には、間違っても進まなかった。
けれど、しかし、そのわずかなレパートリーの演奏の、なんと見事なまでの姿かー!
このブラームスの2番も、音を紡いで紡いで、仕上げはヴィーン・フィルの渋く、甘味な音色に委ねてゐる。
いつものやうに、テンポはやや速めながら、こんなに音にたっぷりと浸れるブラームスは、そうザラにはない。
その姿からは、疾走して逝った天才指揮者の炎が見へる。
(第1楽章)
いつも高画質、良音質で良心的な動画をアップされてゐる方が、クライバーのブラームスの2番をリ・メイクアップされた。
改めて聞きなほした。
カルロス・クライバー/ヴィーン・フィルの、まさに、至福のブラームスである。
この日のプログラムは、前半がモーツァルトの36番、そして、ブラームスの2番だった(らしい)。
気まぐれなドタキャンもされず、結構機嫌もよささうで、そしてヴィーン楽友協会のホールでのヴィーン・フィルとのモーツァルトとブラームスー。
カルロスの指揮姿を見つめる聴衆の、ひとつ胸をなでおろした微笑が見られる。
オペラは兎も角、滅法狭い(否、狭くしてゐた)彼のコンサート・レパートリー。
モーツァルトも数曲、ブラームスも数曲、ベートーヴェンも数曲、あとはシューベルトにマーラーがわずかかー。
決して、調子にのって全曲なんての方向には、間違っても進まなかった。
けれど、しかし、そのわずかなレパートリーの演奏の、なんと見事なまでの姿かー!
このブラームスの2番も、音を紡いで紡いで、仕上げはヴィーン・フィルの渋く、甘味な音色に委ねてゐる。
いつものやうに、テンポはやや速めながら、こんなに音にたっぷりと浸れるブラームスは、そうザラにはない。
その姿からは、疾走して逝った天才指揮者の炎が見へる。
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