1978.10.25 東京・厚生年金会館ホール
指揮:オトマール・スウィトナー/ベルリン国立歌劇場管弦楽団
プログラム:1.モーツァルト/交響曲第39番
2. ” /交響曲第40番
3. ” /交響曲第41番
4.アンコール モーツァルト/「フィガロの結婚」序曲
四半世紀以上も前のテープです。
生中継されたものをとったもので、そのせゐか、音はよく残ってゐます。
引退をしてしまった(色々な説が出てゐましたが)スウィトナーの
全盛期をしのぶよすがの演奏です。
一曲めの39番から、くすんだ音色のモーツァルトが始まる。
ずゐぶんと久しく、こんなモーツァルトは聴いてゐなかったやうな気がします。
あるひは、テープのせゐかもしれない(何せ、70年後半ですから)。
あるひは、ホールのせゐかもしれない(何せ、厚生年金ホール!)。
でも聴き込んでゆくと、やはり、さういふ音色、演奏なのだと思ふ。
中・低音がずっしりとしてゐて、指揮者の好みもあるのでせう、
派手さを抑へた、江戸時代の利休鼠色やうな演奏です。
続く40番も、実際の演奏時間よりもゆったりと構へた演奏に聞へます。
情に走ることなく、積み上げられたマスとしてのモーツァルトの演奏が
あります。妙な仕掛けや、計算はありません。
後半の、音楽が加速してゆく処も、妙にせかせかした処がなく、王道の演奏です。
最後の41番は、CDの演奏と同様、徐々に曲の大きさが現れてきます。
終楽章のフーガが素晴しい。
ここでも、中・低音の響きは素晴しく、単なる旋律の追ひかけではなく、
追ひついた音が、スパイラルになりながらラストへと向かひます。
まう、ベートーヴェンの音楽が間近に迫った演奏です。
アンコールの「フィガロ」がまた素晴しい。
モーツァルトの最後の三大交響曲を終へたばかりだといふのに、その音楽の
何と瑞々しく始まることか!
手練れの曲だからと云へばそれまでですが、序曲とはかくありなん、といふ
演奏です。
中継の進行役が、何と、大木正興さん、でした。懐かしい、です。
小生は、この方に私淑した、といってもよいくらゐ入れ込みました。
この方の、音楽を聴くことは生きてゆく為の糧(カテ)をそこに求めることだ、
といふ頑固なまでの音楽観に今もって共鳴してゐます。
その、糧がわからないまま、30年以上も聴いてはゐますがー。
指揮:オトマール・スウィトナー/ベルリン国立歌劇場管弦楽団
プログラム:1.モーツァルト/交響曲第39番
2. ” /交響曲第40番
3. ” /交響曲第41番
4.アンコール モーツァルト/「フィガロの結婚」序曲
四半世紀以上も前のテープです。
生中継されたものをとったもので、そのせゐか、音はよく残ってゐます。
引退をしてしまった(色々な説が出てゐましたが)スウィトナーの
全盛期をしのぶよすがの演奏です。
一曲めの39番から、くすんだ音色のモーツァルトが始まる。
ずゐぶんと久しく、こんなモーツァルトは聴いてゐなかったやうな気がします。
あるひは、テープのせゐかもしれない(何せ、70年後半ですから)。
あるひは、ホールのせゐかもしれない(何せ、厚生年金ホール!)。
でも聴き込んでゆくと、やはり、さういふ音色、演奏なのだと思ふ。
中・低音がずっしりとしてゐて、指揮者の好みもあるのでせう、
派手さを抑へた、江戸時代の利休鼠色やうな演奏です。
続く40番も、実際の演奏時間よりもゆったりと構へた演奏に聞へます。
情に走ることなく、積み上げられたマスとしてのモーツァルトの演奏が
あります。妙な仕掛けや、計算はありません。
後半の、音楽が加速してゆく処も、妙にせかせかした処がなく、王道の演奏です。
最後の41番は、CDの演奏と同様、徐々に曲の大きさが現れてきます。
終楽章のフーガが素晴しい。
ここでも、中・低音の響きは素晴しく、単なる旋律の追ひかけではなく、
追ひついた音が、スパイラルになりながらラストへと向かひます。
まう、ベートーヴェンの音楽が間近に迫った演奏です。
アンコールの「フィガロ」がまた素晴しい。
モーツァルトの最後の三大交響曲を終へたばかりだといふのに、その音楽の
何と瑞々しく始まることか!
手練れの曲だからと云へばそれまでですが、序曲とはかくありなん、といふ
演奏です。
中継の進行役が、何と、大木正興さん、でした。懐かしい、です。
小生は、この方に私淑した、といってもよいくらゐ入れ込みました。
この方の、音楽を聴くことは生きてゆく為の糧(カテ)をそこに求めることだ、
といふ頑固なまでの音楽観に今もって共鳴してゐます。
その、糧がわからないまま、30年以上も聴いてはゐますがー。
上品な紳士でしたね・・ なつかしい。
noraには渋谷陽一氏の軽く小気味よい
ロック紹介・評論もなつかしいです。
ところでロック少年?(ですよね)の頃
はやはりビートルズ、ストーンズ辺り
をきかれてたのですか?15日のカエル
さんのコメントも見てくださいね♪
おしょうしな。(←置賜弁、です)
地震当日、小生は事務所で仕事をしてゐたのですが、
(貧乏はヒマも無し、です)、久しぶりに身の危険を
感じる程の揺れでした。
山形は、自然災害には比較的ワインレッドの心、もとゐ、安全地帯なのですが、なにせ、隣りの県が危ない処なのでー。(^_^;)
小生は、二十歳前(何と昔のことか!)まではご多分に漏れずフォークとロックばかりでしたが、
ピンクフロイド、レッドツェペリン、EL&P等々はよく聴いてゐました。
はるかだのぉ(←庄内弁、です、昔の)