サークルの知人が、詩集を出してゐた。
『ワルツ』/佐野カオリ
山形の同人誌に発表したものをまとめたものらしいですが、
どれも素晴しいものばかりだった。
小生、詩については疎いのですが、
彼女の詩には、言葉や単語そのものがもつ強さがいつも感じられる。
そして、
その創り出す世界がとても素敵で、
闇でもなく、昼でもなく、
明け方の空のやうな時空に、生きた者と死んだ者が混在してゐる。
サークルの会合でも、皆の要望で自作の詩を朗読されるのですが、
その深々とした声と、絶妙な空白との絡み合ひでご自分の世界を再現させ、
いつも感心して聞いてゐました。
最新の画像[もっと見る]
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます