やまがた好日抄

低く暮らし、高く想ふ(byワーズワース)! 
山形の魅力や、日々の関心事を勝手気まま?に…。

ヴァルターのモツ・レク

2010-05-26 | 音楽を


先日、カラヤン/ヴィーン・フィルのDVDでモーツァルトのレクヰエムを聴いてみたら、
結局、矢張りダメでした。

何故か、棚には、カラヤンのモツ・レクはベルリン・フィル盤とヴィーン・フィル盤があるのですが、ともにカラヤンの美学は聴けるけれど、モーツァルトの音楽は聴けない。

棚を探ってゐたら、ヴァルター/ヴィーン・フィルの古いライブ盤があった。
老ヴァルター80歳の時、だといふ。

まるで遺品のやうに、アメリカ西海岸で、臨時のオーケストラでステレオ録音を始める前の、稚拙な音のモノーラルですが、頭の部分から、その音に心をえぐられる。

ピリオド奏法に席巻された昨今では、ヴァルターの音作りは余りにも時代がかってゐるけれども、小生のやうなオジさんには、時折、その甘味さがたまらなく愛しいときが出現してしまふ。



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