動画にて、ショルティ/シカゴSOの、豪快そのもののベートーヴェンを見られて、いたく感動しました。
90年の来日時の演奏のやうです。
このころは、まだいたってお元気さうでしたがー。
すでに、ピリオド楽器と奏法が本格的に演奏の世界を変へてゆかうかといふ時代、ショルティ翁はそんなことにはお構ひなく(と、小生は勝手に思ふ)、膨れに膨らんだシカゴの巨大なオーケストラを、ガブリ寄りのやうにまっすぐに鳴らして、当時最強の鋼のやうなベートーヴェンを聞かせる。
ショルティといへば、やはり小生もマーラーやベートーヴェンの全集を求め、バルトークやストラヴィンスキーも素敵で、ワグナーは余り好きではないので名盤の《リング》はパスし、流石に筋肉ムキムキのやうなイエスが頭に浮かぶ《マタイ》には少し失望し、でも、力強いチャイコフスキーなどは好きでした。
ベートーヴェン:エグモント序曲 作品84 ショルティ/シカゴSO
そして、反対に、
最近のピリオド楽器演奏のサンプルともいへる動画がありました。
エマニュエル・クリヴィヌのもとに集まったピリオド楽器オーケストラ、ラ・シャンブル・フィルのベートーヴェンの全曲演奏会の模様。
クリヴィヌは、むか~し幾つかのCDを聞いたことがある程度でしたが、成る程、最近はかういふ仕事をしてゐるのかしら、と感心いたしました。
その中から、第九の全曲演奏。
初演時に近いスケールで、合唱は、若しかしたら初演よりも少ないのでは、と思ふほどー。
でも、この少なさがとても面白く、完全にソリストおよび合唱団はオーケストラの一部に溶け込んだかたちになって、突出をしない。
よくも悪くも、がなり立てるやうな第九が多いなかで、こんなに室内楽のやうにすっきりと響く第九も、実に面白いものです。
(女性の、ティンパニストが、至極素敵です!)
Beethoven Symphony No 9 D minor Ode to Joy La Chambre Philarmonique , E Krivine
90年の来日時の演奏のやうです。
このころは、まだいたってお元気さうでしたがー。
すでに、ピリオド楽器と奏法が本格的に演奏の世界を変へてゆかうかといふ時代、ショルティ翁はそんなことにはお構ひなく(と、小生は勝手に思ふ)、膨れに膨らんだシカゴの巨大なオーケストラを、ガブリ寄りのやうにまっすぐに鳴らして、当時最強の鋼のやうなベートーヴェンを聞かせる。
ショルティといへば、やはり小生もマーラーやベートーヴェンの全集を求め、バルトークやストラヴィンスキーも素敵で、ワグナーは余り好きではないので名盤の《リング》はパスし、流石に筋肉ムキムキのやうなイエスが頭に浮かぶ《マタイ》には少し失望し、でも、力強いチャイコフスキーなどは好きでした。
ベートーヴェン:エグモント序曲 作品84 ショルティ/シカゴSO
そして、反対に、
最近のピリオド楽器演奏のサンプルともいへる動画がありました。
エマニュエル・クリヴィヌのもとに集まったピリオド楽器オーケストラ、ラ・シャンブル・フィルのベートーヴェンの全曲演奏会の模様。
クリヴィヌは、むか~し幾つかのCDを聞いたことがある程度でしたが、成る程、最近はかういふ仕事をしてゐるのかしら、と感心いたしました。
その中から、第九の全曲演奏。
初演時に近いスケールで、合唱は、若しかしたら初演よりも少ないのでは、と思ふほどー。
でも、この少なさがとても面白く、完全にソリストおよび合唱団はオーケストラの一部に溶け込んだかたちになって、突出をしない。
よくも悪くも、がなり立てるやうな第九が多いなかで、こんなに室内楽のやうにすっきりと響く第九も、実に面白いものです。
(女性の、ティンパニストが、至極素敵です!)
Beethoven Symphony No 9 D minor Ode to Joy La Chambre Philarmonique , E Krivine
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