やまがた好日抄

低く暮らし、高く想ふ(byワーズワース)! 
山形の魅力や、日々の関心事を勝手気まま?に…。

生き延びる、といふことー。

2006-08-27 | 大岡山界隈


お盆までの猛暑がウソのやうに、数日前からすっかり涼しくなった。

春先からの、家人の「伐ってしまへばー」の言葉に必死に抵抗してゐましたが、
この夏の雨と暑さで、数本の椿がやはり枯れてしまひ、諦めざるを得ません。

この椿は、お客様から実生で育った10センチほどの株をもらひ、
藪椿に似た、品のよい花をつけて、実生だから丈夫だらうと思ってゐましたが、
環境の変化に、生きる力をなくしてしまったやうです。

       


この椿は、白玉椿ですが、枯れはしてないものの、
貝殻病にやられ、ひと枝だけで命をつないでゐる状態です。
もともと、いまひとつ元気のない樹でした。

まさに、満身創痍の姿ですが、
それでも、途中の幹から新たな葉をつけ、
まるで、
「大丈夫、生きてゆけるから!」
と声高に叫んでゐるやうでした。