母の夢
いつもは余りと言うか殆んど目覚めると同時に忘れてしまうのが私の夢ですが、
今朝のそれは、明るい顔で笑っているそれも若々しい母であった。
ピンクのワンピースやスウェーターを沢山買ってきて嬉しがっている夢であった。
ワンピースの上半身にはレースが編みこんである凝った物でした。
私はそれが欲しくて仕方ないのですが、我慢して口に出せずにいるのでした。
不思議に思ったのは、夢の中の自分の心理状態なんですね。「頂戴」と言えずに
我慢している自分の心の中まで夢に見て、はっきりその夢を覚えている!
すぐに忘れて思い出す事も出来ない夢、鮮明に覚えている夢、
そんな夢を引きずりながら、母の形見に向き合ってみた。
30年も前に買ってもらった ”刺繍糸” 入れのケースと
お菓子作りに欠かせない ”ハンドミキサー”
もっと長かった「鯨尺」を半分に切り、東京住まいの私のために持って来て
”綿入れ” を縫ってくれました。
「袖丈、1尺3寸、、(49.2cm)、、なんてネ」
母が生きていれば100歳です。
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