3月31日(金)
又、冬に逆戻りしたような寒い日になりましたが予定通り
二つの美術館を はしご することになった。
大エルミタージュ美術館展。 3/18~6/18 森アーツセンターギャラリー52階
** 歩くだけで疲れる3大美術館の一つ。世界遺産。 (因みに後の二つが ルーブル美術館、大英博物館)
ロシア、サンクトペテルブルグにある国立美術館。 所蔵する美術品310万点
左 正面 右 宮殿広場から見るエルミタージュ美術館
** 左 パヴィリオンの間 右 大使の階段 ポストカードより
絵画は帝政ロシアの歴代皇帝らが収集した名画。ネットで説明付で見られますので
パンフレット、その他から借りて数点のみをUP します。
** 左 エカテリーナ2世 (在位 1762~1796)この街を芸術文化の都えと導く立役者。
右 林檎の木の下の聖母子 (キリストのパンとアダムとイブのリンゴ)
** 左 手袋を持つ男の肖像 えっ? レンブラント?ではないのです。
右 聖母マリアの少女時代 汚れなき瞳で天を仰ぐ
** 盗まれた接吻 絹のドレスの光沢とシースルーのスカーフに見惚れて 「う~ん」
写真に時々猥雑な私の感想を入れたりしてすみません。
1万7千点のコレクションの中から、16世紀ルネッサンスから17・18世紀のバロック・ロココの
オールドマスター、巨匠たちの名画85点が今回展示されている。
因みに「エルミタージュ」の意味は 「隠者の住まい」 とか 「庵」等と訳される。
ミュシャ展 東京国立新美術館 3/8~6/5 プラハ市立美術館、チェコ共和国大使館後援。
1 ミュシャとアール・ヌーヴォー、 2 世紀末の祝祭、 3 独立のための闘い、他のブースに分けられ、
撮影可能のエリアも設けられていた。 スラブ叙事詩のコーナーが一番広い。
** ミュシャ 1911年プラハ近郊の城にアトリエを借り晩年の16年間を「スラブ叙事詩」の
制作に取り組む。(故郷を愛し、人道主義者)
入口から巨大な絵にまずビックリ。スラブ叙事詩のコーナーは絵を見る前にスラブ自体の
勉強が必要だ。(そんな話を孫と交わす)概ね暗い、怖い?感じの巨大な絵である。
「こんな大きな絵をどのように運んだのですか?」って会場案内に立ってる女性に小さな声で
聞いてみました。チョット、テレビで垣間見ましたが、6m×8mですよ。
「絨緞のようにクルクル巻いて厳重に保護して、運ぶのは飛行機。」だそうです。額縁と絵を
紐で縫うようにして額にするのだとか、、、。
絵を見ながら 宗教家 ヤン・フスと同じ世代?なのでしょうか?「プラハの春」にも
出て来ましたが、宗教戦争の後、火あぶりの刑で フス は命を落とします。
このミュシャ展の中に「ベツレヘム礼拝堂で説教をするヤン・フス師」があります。
余談ですが チェコの旧市街広場の真ん中に大きな群像があったのを覚えている。
** 国立新美術館と入口の桜 (同時に開催中の 草間弥生展のせいか桜の木は水玉)
** 左 鳥のコンサート 右 イヴァンツェの兄弟団学校 610×810 右の人物はミュシャ自身。
** お馴染みのミュシャの絵 (ミュシャと云えばこんな絵しか知らない私は認識不足?)
ホトチャンネル 拡大でご覧くださいネ。
ミュシャの人物画 美しい女性達
ミュシャとスラブ。ヤン・フスを勉強して、もう一度ゆっくり鑑賞の機会を
持ちたい気分でいます。絵画に隠されている歴史を紐解くことも興味深いですね。