rakitarouのきままな日常

人間様の虐待で小猫の時に隻眼になったrakitarouの名を借りて政治・医療・歴史その他人間界のもやもやを語ります。

クリントン候補の私用メール問題不問か

2016-07-08 18:52:46 | 政治

サンダース氏、12日に支持表明か=クリントン氏とそろい踏み―米紙

クリントン候補の私用メール問題不問か

東京新聞2016.7.6朝刊(引用開始)

 

私用メール問題 クリントン氏の訴追求めず FBI、意図的でないと判断

 

 【ワシントン=後藤孝好】米大統領選で民主党の指名獲得を確実にしたヒラリー・クリントン前国務長官(68)が公務で私用メールを使っていた問題で、米連邦捜査局(FBI)は五日、訴追を求めないとの捜査結果を発表した。司法省が近く最終的な判断を示すが、訴追されない可能性が高まった。

 FBIによると、クリントン氏が国務長官時代に私用のメールアドレスで送受信した内容に、機密情報が含まれていた疑いがあるとして捜査。三万通以上のメールを精査したところ、当時、機密情報に指定されていた内容を含むメールがあったことが判明した。

 だが、クリントン氏や側近らが意図的に機密情報を流出させたことはなかったと判断。FBIのコミー長官は機密情報の取り扱いについて「極めて軽率だった」と批判したが、訴追には至らないと結論づけた。

 FBIは二日、首都ワシントンでクリントン氏から三時間半にわたって任意で事情聴取。側近らからも事情を聴いて捜査していた。

 クリントン氏は私用メールを使ったことが間違っていたと認めつつも、当時は機密情報と記されていなかったなどとして、違法性はないと主張していた。

 

この私用メール問題というのは機密情報が含まれる内容を私用メールで送ったということが問題になっているようですが、本当の問題はこの機密情報の内容であると副島隆彦氏は指摘しています。要は2012年9月11日にリビアの米国大使が惨殺された「ベンガジ事件」に至る経緯、2011年の10月にヒラリー指示の下特殊部隊がカダフィを殺害した報復とされていますが、それらの経緯をやりとりした極秘情報の内容が私用メールを使っていたために漏れてしまったという事です。その内容(下記)については私でも普通にNew York timesのサイトで見れます。米国はカダフィを殺害して潤沢にあったリビアの資産を収奪してシリアの半政府軍に配った(間接的にISに渡った)ということです(重たい掲示板1945)。しかもカダフィを暗殺したアフガニスタンの部隊はタリバンによって輸送機ごと始末されてしまったとか。

 

           リビア解体における英仏政府の暗躍みたいな内容が書いてある文書

共和党の下院議長のポール・ライアン氏(反トランプ)はクリントン氏への訴追中止は「法の支配を傷つける悪しき前例」と批難しています。一方でオバマ氏はノースカロライナ州の集会でクリントン候補支持を表明したそうですが、メール問題やTPPには触れず、(本当は応援したくないんだけどね)という雰囲気だったようです。これでサンダース氏もクリントン支持ということになると悪女クリントン氏が本当に次の大統領になってしまうかも知れません。

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