rakitarouのきままな日常

人間様の虐待で小猫の時に隻眼になったrakitarouの名を借りて政治・医療・歴史その他人間界のもやもやを語ります。

オーブとかたまゆらとか

2011-10-23 14:51:15 | その他

ベルリンの国際泌尿器科学会の公式行事として旧ベルリン中央駅(現在はイベント会場として使われている)でオクトーバーフェスティバルを模したビールパーティが開かれました。この会場の隣が前回紹介したベルリン技術博物館になっています。

第二次大戦ではベルリン攻防戦で激戦が繰り広げられた場所で世界中から泌尿器科医が集まってのんびりビールパーティというのはおめでたいことだとは思いますが、何枚か撮った写真にオーブとかたまゆらとか言われている丸い光が多数写っていたので備忘録の意味も含めてアップしておきます。

これ単なる光の屈折だか塵の乱反射のようにも見えますが、めでたい所に出てくるという話もあってまあ大きなゴミが空に舞い上がったのをUFOと言うのと同じような事かも知れませんが「めでたい」のならいいかと。

同じ場所の他の写真では全く写ってないのと少し写っているのがあって、撮っているときには何もなかったのに不思議なことではあります。

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ドイツ空軍博物館探訪記

2011-10-23 00:45:34 | その他

学会でベルリンに行ってきました。10月のベルリンは少し肌寒く、朝夕は吐く息も白くドイツ人も風邪ひくんだ、と感心するくらい電車などでくしゃみをしている人を見かけました。  

ベルリン観光はガイドブックに載っている所も勿論行きましたが、主に行きたかったのは中心部のGleisdreieck駅近くにあるドイツ技術博物館と中心部から少し離れたGatowにあるドイツ空軍博物館でした。ドイツ技術博物館はミュンヘンのドイツ博物館と同様にドイツの歴史上開発された技術、印刷、船、紡績、エネルギー、軍事技術、鉄道など全てにわたって紹介陳列されたもので隣接した旧ドイツ中央駅の構内を利用した古い鉄道や蒸気機関車のコレクションは圧巻でした。私としてはメッサーシュミット109E、110(図)型の実機や、残骸とはいえユンカース87(図)、88、撃墜されたランカスター爆撃機の羽など実際に見れてよかったです。 

 

ドイツ空軍博物館はガイドブックにはありませんし、ブログなどでもあまり紹介されていないので今後訪ねる物好きな日本人観光客のために参考までに行き方など記しておきます。  

ベルリンの交通は料金体系が中心部からの距離でゾーン分けされていますが、GatowはゾーンBに含まれポツダムよりも近くなります。ベルリンウエルカムカードを購入しておけば、2日とか5日券とかでバス、地下鉄、DB以外の電車(Sバーン、市内電車のトラム)も全て有効で博物館も2割から3割引きになって便利でお得です。GatowへはSバーンでSpandauまで行ってそこからX135 Alt-Kladow往きの20分に一本くらい出ているバスに乗ります。15分くらいでKurpromnenadeという新興住宅地のバス停で降ります。王様系の名前のついたスーパーが目印ですが、遠くに丸いレーダードームらしきものが見えるだけで本当に基地がこのそばにあるのか不安になります。

新興住宅地をベルリン中心街方向に700メートル位歩くとやっとLuftwaffenmuseumこちらという小さい看板が出てきます。遠目に沢山の飛行機の尾翼などが見えるのでもう迷いませんがかなり歩きます。入り口は小さなプレハブがあるだけで、平日の午前中だったせいか観客は私を含めて二人だけ、受付はフレンドリーなお兄さん(民間人)が「初めて来たの?開いてるところはどこ見ても自由だよ。良かったら帰りに寄付(donation)してってね。」と小穴の開いた壷を指差してパンフレットをくれました。

 

中は基地だけに広いです。ハンガー二つと管制塔、外の駐機場に数十機の飛行機が陳列されていました。第一次大戦のフォッカーDIIIやアインデッカー(図)、メッサシュミット109G、163、ケッテンクラート(図)など珍しい実物がみれて嬉しいのですが、見所は東ドイツと西ドイツ所有であった冷戦時の各種戦闘機や兵器が並列で同時に見られることです。ミグ15、21、23スホイなどと西側の古いジェット戦闘機や輸送機が並べられ、管制塔内の資料館では一つの部屋を左右に分けて同時代の空軍兵士の服や暮らしなどが比較しながら見られるようになっていました(図)。

 

鍵十時は御法度でプラモデルのデカールからも外されているご時世ですが、ここで陳列されているものは平気で尾翼に描かれていました。博物館たるもの事実をそのまま陳列することに意義があるのですから当然ですかね。 

たっぷり2時間くらい見学してまた長い距離を歩いて停留所までもどってSpandau経由で今度はバスで動物園駅Zoologischer Gartenに戻りました。シャルロッテンブルグの宮殿なども道路から見ながら市内に帰れるのですが、渋滞気味なので急ぐ人はSバーンで戻る方がよいと思います。

ベルリンは東側が解放されてまだ20年くらいであることからまだ東だった所は開発がこれからという場所も多く、解放時の自由謳歌のはけ口であらゆる公共物にニューヨークのスラム街を思わせる落書きがあふれていて、整然としたきれいな町並みをミュンヘンで見ていた者にとってはやや期待はずれな所がありました。電車も夜は運転していない路線があったりして、夜用のバスを含めた交通案内図があったりと慣れるまではやや戸惑います。中心部を外れると夜8時ともなるとあまり人通りがなく、女性の一人歩きは少し危険かもしれません(とタクシーの運転手も言ってた)。不景気で平日ぶらぶらしている感じの若い人たちもかなりいます。 

しかし生きた現代の歴史を感ずるにはベルリンは良い所でブランデンブルグ門では外国の高官達が訪れたためにテレビ中継と機動隊が観光客を排除している場面にも出くわしましたし、帰りのベルリンからミュンヘンに行く飛行機では隣に座った紳士が政府のそこそこ偉い人だったらしく、到着と同時にタラップから直接パトカー先導の黒塗り高級車に吸い込まれる(ちょうどギリシャでデモがあって追加融資問題でミュンヘンでは会議が開かれていた)所を見たりもしました(話はしませんでしたが)。

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